中高年男性必読!自分の居場所の見つけ方

2021/02/14

男性力アップ術20201211/居場所

コロナ禍で自分の居場所を失う中年男性が続出している。まずは会社から。給料がどんどん少なくなり、最悪の場合は解雇された人たち。次に自宅。毎日家にいることで夫婦仲が悪くなり、「家に居場所がなくなった」という殿方。さらに、「趣味や交流の場所」にも足を運ぶことができない。「家も会社も遊び場もいづらい」という中年男性たちが「居場所がない問題」を抱えている。




あなたに「居場所」はあるか?


突然だが、あなたに質問をしたい。あなたは自分の居場所を持っているだろうか?

物理的に存在する場所でなくてもいい。そこにいて心が落ち着いたり、アイデンティティが満たされたり、充実感を感じられるような場所である。

もしも、どこにも居場所がなく、さまよっているならば、なんとしても自分の居場所を見つけてほしい。


パラダイスは“思い出″の中にあった!


昔の仲間とZoomで語らい、楽しかった青春を思い返した途端、そこが最高の「居場所」になる。自作のハイボールを片手に、懐メロをかけてパソコン画面の前に集うのだ。

私も先日、かつてディスコで汗だくで踊った学生時代の友人と、80年代のユーロビートをかけて至福の時間を過ごした。脳内にドーパミンが吹き出し、“命の覚醒″を実感した。

パラダイスは自分の脳の奥深くに存在していたのだ。あらためて、悔いのない青春があったことを誇りに思えた。過去を振り返るだけでなく、「あの時のように楽しくワクワク生きてやるぞ!」という決意も生まれた。あの日々に「ありがとう」と心の底から思えた。


最近会ってない“いとこ会″でDNAと語らう


小さい頃に夏休みを過ごした、いとこ達。普段会っていないが血縁の絆は途切れない。彼らともやはりZoomで語らってみるといい。自分の起源に帰るような懐かしさと素直な気持ち、先祖への感謝も湧き上がってくる。

子供たちも引き合わせ、次世代にバトンを渡すのもおすすめ。人の絆が薄くなった時代だが、ITを活用して日本中に散らばった「いとこ達」と、DNAの会話を楽しめる。あなたの居場所は、脈々とつながれたDNAの中に存在している。


年老いた親にテレビ電話を体験させる


70歳を超えた親たちに、テレビ電話を体験させてあげよう。Zoomでもメッセンジャーでもいい。親たちから見れば、すべて「夢のテレビ電話」だ。

多くの人が「あと何度、親と会えるかわからない」はずだ。1秒でも長く映像と肉声でつながっておけば、後悔は少なくなる。

あなたの「居場所」は、生きてきた軌跡のなかにある。「居場所がないな…」と落ち込んだら、この3つのアクションをやってみてほしい。今まではお金を稼ぐことや世の中での立場を気にすることで頭がいっぱいだったかもしれない。でも、本当の居場所はそこにはない。あなたの居場所は、あなたの中にすでにある。





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この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


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