男が「完全無敵の時間」を作る方法とは

2023/01/20

俺活入門20230106私や僕ではなく「俺」を主語にした「自分の居場所」をつくる。それが「俺活(おれかつ)」のテーマだ。「50歳以上が生きることを楽しむ社会をつくりたい」という思いから、この連載やZoom会合、リアル会合を展開してきた。自分らしい時間が増えれば、人生の幸福度は高まる。今年はぜひ、「俺活」で完全無敵になる時間をつくっていただきたい。

■「無色な時間」から「無敵な時間」に

ビジネスマンの場合、職務内容のレベルが上がるにつれて取引先や上長からの要望が増え、物言いも増える。管理職であれば、顧客を喜ばせるだけでなく、部下や周囲を持ち上げるために黒子になることもある。

そのとき、「俺色」は最小限に抑えなければいけない。それはいわば「無色な時間」だ。だからこそ逆に、プライベートでは「俺活」という「無敵の時間」が必要となる。

■完全無敵な時間とは?

無敵と言っても、誰かと勝負するわけではない。人に迷惑をかけることはない代わりに、誰からも邪魔されない「自己満足の世界をつくる」ということだ。

自己満足の世界では、「俺」を主語にして自由に振る舞える。自己陶酔や恍惚感を思う存分味わえる。「完全無敵の時間」とはそういう時間だから、まずはたった一人で始めるのがいい。

一人になって、心のしがらみを全部切り離す。まる一日、短い旅をするだけでも、この感覚はすぐに得ることができる。その感覚を体得できたら、「自己満足」を「俺活」に昇華することを考えたい。

■「俺活」がビジネスになることも

信念を持った自営業者や経営者の場合、仕事自体が「俺活」だ。仕事をすればするほど、人生の満足度が上がり豊かさが増していく。

実はこれ、会社員の人にも可能だ。大好きな趣味をビジネスの視点から考えてみて、副業やボランティアなどの形で小さく始めてみるのだ。

遊び心を持って、趣味のように仕事に取り組みながらも、真剣にお金を稼ぐ。これを「アソビジネス」と呼ぶ。過剰な顧客サービスは不要。むしろ客を選ぶビジネスだ。「俺」がビジネスになれば、こんなに楽しいことはない。

■まずは「俺活サーチセンサー」を持つ

「あ、この感覚、なんか俺っぽいな」という瞬間を察知する“俺活センサー”を研ぎ澄まそう。

『とても居心地の良い空間だ』『こんな時間の過ごし方が理想だな』『あんなふうになれたらいいな』…。そうした感情が動いた瞬間を見逃してはいけない。

思いつきを忘れないために、スマホや手帳に箇条書きでメモしよう。そのメモがあなたを幸せな俺活ライフへと導いてくれる。心を自由にして、自分の気持ちに向き合うことで、自分がどうしたいのかに気づくことができる。

答えは小さな行動のその先にある。やるかやらないかは自分次第だ。

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この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


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