中高年の性生活の実態調査公表
「徐々に性欲がなくなってきた」「全然濡れなくなっちゃった」…年齢に応じ性の悩みが出てくる方も多いと思います。
ミドルエイジ以降の性生活の実態や意識の調査(35〜79歳の男女500人、TENGA調べ)の結果に基づいて、男女の性が年齢に応じてどう変わるのか見てみましょう。1つめは「10年前と比較して、現在、以下のような体の変化・症状を感じるようになりましたか?」という質問。
男性の答えとして一番多かったのは「性欲の低下」(46.4%)。続いて「勃起しにくくなった・勃起が持続しなくなった」(39.2%)、「射精に勢いがなくなった」(35.2%)。女性も46%が加齢により「性欲の低下」を感じており、これが一番多い答えでした。
次に、「パートナーとの性生活に満足するためには、どのような行為が不可欠だと思いますか?」という問い。男女合計で見ると1位は「体を触り合う」(44.8%)、続いて「親密な会話をする」(41.4%)、「キスをする」(41.2%)、「挿入する」(40.2%)という結果に。
全体の4割が「挿入」が不可欠と考えているわけですが、40代以降の女性に限定したデータでは、3割程度に下がります。女性は年齢によって、濡れにくくなる人もいるので挿入だけにこだわらず、相手を思いやりながら触れあいを楽しむべきでしょう。
私が一番気になったのは、「SEXやマスターベーション等を含めた性生活が満足度の高いものとなるためには、どのようなことが不可欠だと思いますか?」という質問。こちらは、男女ともに「パートナーとのコミュニケーションを大切にすること」が一番多い結果になりました。
相手がSEXをしたいのか、したくないのか。痛いのか、などの思いについて、なかなか話しづらいと思います。ですが、お互いが口に出して歩み寄ることでその後の人生の満足度にも大いに影響してきます。男女の受け止め方の違いもよく理解していきましょう。
この記事のライター
工藤 まおり
フリーランスライター。津田塾大学数学科卒。大手人材会社を経て、セクシュアルウェルネスメーカー、TENGAの広報に転職。女性向けセルフプレジャー・アイテムブランドirohaのPRなどに携わった後、この春フリーランスに。PR業務、恋愛・性・キャリアに関するコラムを執筆。
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