大きくなるほくろが気になる!そのほくろ悪性では?

2019/03/25 ほくろ・いぼ
大きなほくろ

ほくろには良性と悪性があります。悪性のほくろは放置していると全身に転移しまた、大きくなってくるのです。悪性のほくろとは一体どんな症状なのか、もし症状に当てはまるという人は受診することをおすすめします。

そして誰にでもある良性のほくろを除去する人もいるのです。それはなぜなのか、その点についてもみてみましょう。

良性と悪性の違いとは?

良性と悪性

ほくろには良性と悪性があり、良性は【色素性母斑(ほくろ)】悪性は【悪性黒色腫(メラノーマ)】といいます。

どちらも見た目はたいして変わらないのですが、悪性の方にはそれだとわかる症状があるので、良性との違いを見ていきましょう。

良性:色素性母斑(ほくろ)

良性のほくろの形は、円形か楕円形で大きさは6mm以下と小さく、ほくろを触っても痛みや出血などもありません。しかし、良性のほくろと思っていたものが大きく成長していった場合は、悪性の可能性もあります。少しでも疑問に思ったら受診を考えておきましょう。

色素性母斑(ほくろ)
  • 形:形が決まっている(円形、楕円形)
  • 境目:ほくろがくっきりしている
  • 色:均一
  • 大きさ:6ミリ以下
  • 隆起(りゅうき):一部のほくろは隆起する
  • 痛み:なし
  • 出血:なし

悪性:悪性黒色腫(メラノーマ)

悪性のほくろはメラノーマといい、中年以降の人に起こりやすく、悪性度の高い皮膚がんです。普通のほくろとは違って整った形をしていなければ、6mm以上に大きくなることがあり、痛みまたは出血する恐れもあります。大きくなると隆起(りゅうき)といってほくろが出っ張ってくるのです。

メラノーマには4つの種類があり、「悪性黒子型」は顔面に発症することが多く、「表在拡大型」は黒い平らなほくろになりやすいもので、「結節型」は盛り上がった黒い塊になります。4つ目の「末端黒子型」は手のひら、足の裏などに発症し日本人に多いタイプです。

以上のどれかに当てはまりそうなほくろがある人は、一度受診することをおすすめします。

悪性黒色腫(メラノーマ)
  • 形:整った形をしていない
  • 境目:ギザギザ、ぼんやりしている
  • 色:むらがある
  • 大きさ:6ミリ以上
  • 隆起(りゅうき):進化すると隆起する
  • 痛み:あり
  • 出血:あり

ほくろ除去の治療方法

ほくろ除去

ほくろ除去には、メスで切開しほくろを除去する方法と、レーザーを使用した除去方法があります。ほくろの大きさによって治療方法がことなるため、自分でどの治療方法がいいのかを選ぶことはできません。

メスでほくろを除去

大きなほくろはメスによる治療になります。もちろん麻酔が使用されるので、施術中は痛みがありません。除去方法はほくろをメスで「くり抜く方法」そして「切除縫合法」があります。

くり抜くほくろ除去は、傷跡の大きさにもよりますが、ほくろをくり抜いた跡が完全にふさがるまで1~2週間ほどかかる場合があるのです。

その間傷跡は軟膏を塗り、テープで保護します。ほくろの芯まで除去するため、再発がほぼない除去手術です。ちなみにこの方法は、鼻にあるほくろなどの部分に向いている除去方法になります。

切除縫合法は、ほくろをメスで除去した後、周囲の皮膚を引き寄せて縫合して傷を完全に閉じる除去方法になります。切除縫合法は縫合するので、くり抜き除去より傷の治りが早いのが特徴です。しかし、縫い目に緊張がかかっていると、傷跡が少しずつ広がって目立ってくることがあるため、それを防止するために一定の期間テーピングをする必要があります。

レーザーでほくろを除去

レーザー治療は、ほくろの細胞を破壊し蒸発させることが可能です。治療時間も短いので、仕事帰りに受けることもできます。レーザーは黒いものにより強く反応する特徴があるので、ほくろ除去に向いている治療方法ですね。

しかし、ほくろ細胞を全て破壊できないこともあります。皮膚の奥までほくろ細胞があった場合、そこまでレーザーが届かない、または色を持っていない細胞はレーザーで焼くことができないのです。よって、残ってしまったほくろ細胞で、ほくろが再発する可能性もあります

また、皮膚の負担やほくろの大きさによってはレーザーで一度治療をし、その後再発するのを待って、もう一度ほくろ除去をする方法もあるのです。治療が一度で終わるのかあらかじめ医師に確認しておいた方がいいかもしれませんね。

良性のほくろを除去するのはなぜ?

良性のほくろ

泣きぼくろや口元のほくろは色っぽくてセクシーですよね。チャームポイントにもなるので、そこは残す人がほとんどだと思います。

しかし、メラノーマではなく良性のほくろを除去する人は多いです。理由は、ほくろの位置が関係してくるでしょう。

コンプレックスを解決したい

顔の中心である鼻の横や下、頬などにポツンとあるほくろは目立ってしまい、鏡でほくろを見る度に気になります。そこを誰かに指摘されることで、さらに気になりコンプレックスになってしまうこともあるのです。そういったほくろならば、良性であっても除去したいと思う人はいるでしょう。

目立つほくろは周囲の人の視線を集めてしまいます。とくに鼻の周りにできたほくろを除去する人が多いですね。顔の中心となるので普通に話していても、そこに視線がいってしまうのは仕方ないですが、本人からすると不快でしかないと思います。

それは次第にストレスにもなってくるので、改善したい人は一度クリニックへ相談をおすすめします。ずっと悩むより誰かに聞いてもらったほうが解決への道は近いと思いますよ。

ほくろ(良性)除去の失敗

ほくろを除去したけど、失敗したというケースもあります。場合によっては除去しなければよかったと後悔してしまうことになりかねないので、ほくろを除去する前にデメリットもあるということを知っておいてください。

クリニック選びで失敗

クリニック選びでまず、治療費用が皆さん気にすると思います。しかし美容医療は高額なところが多く、つい安いところを探してしまいがちになりますよね。ですが、費用の安いクリニックで手術して失敗したという話は結構多いのです。

安いクリニックを見つけてすぐそこで施術をしてもらうのではなく、他のクリニックも調べてみて、気になるクリニックはカウンセリングだけ受けに行き、どこのクリニックが信頼できるかを自分で確かめましょう。もちろん、そのクリニックの口コミや評価も参考になりますよ。

デメリットがあるなら受けてなかった

カウンセリングは施術を受ける前の大事な話し合いです。先生が言っているなら大丈夫ではなく、わからないことや施術についてのメリット・デメリットを納得するまで聞いたほうがいいです。

施術を受けた数日後に傷跡が残ったなど、傷の治りが遅いなどデメリットが発覚。こうなるなら施術を受けなかったのにと後悔する人が多いですが、施術は必ずしも成功するわけではありません。メリットばかりではなく、デメリットについても知っておき、納得した上で施術を受けましょう。

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