中高年男性必読 50歳からの友達のつくり方

2021/11/21

男性力アップ術20211029/

充実した人生を歩むには「自分軸」が大切だ。加えて、その自分を理解してくれる友達がいれば、幸福感は倍増する。今回は50歳からの人生を楽しく過ごすための「友達づくりのコツ」を紹介したい。「大人になってから心を許せる友達をつくるのは難しい」と言われるが、逆に50歳を超えているからこその「友達作りの妙味」もある。

■好きなことでつながる

好きな仕事、好きな遊び、好きな趣味といった共通項があれば、話題には事欠かない。筆者もキックボクシングの練習でつながった20代から60代までの友人がいる。話題のほとんどはキックボクシングと体力作り。年齢が離れていても共通の話題で盛り上がれる。

先日も20代のプロ志望の選手と「ローキック」の話題で仲良くなり、練習後に食事に行った。釣りバカ日誌のハマちゃんとスーさんの関係が一瞬で作れるのだ。

■収入、肩書き、権威をちらつかせない

つい仕事場での癖が出て、収入や肩書きや権威をちらつかせてしまう人がいる。自画自賛などももってのほか。「ただの人」になり、その場をどれだけ楽しめるかが大事だ。

収入、肩書き、権威などは、いずれ分かるもの。聞かれたら答える程度にして、自分からは言わない。逆に権威をちらつかせる癖がある人とは距離を置いた方がいい。その後、多くの不快感を味わうことになるからだ。

■心地よさが大事、無理して付き合わない

「ちょっと癖があるけど、悪い人じゃないから」「せっかくの出会いだから大事にしたい」―。そこまでして付き合う必要はない。

「〜けど」がない、心地いい人との出会いを求めよう。世の中には、一生かけても出会い尽くせないほどの人がいる。その中にきっと、「相性ピッタリの友人」がいる。

■50歳以上同士の「押し付け」は禁物

酒が進むにつれて本音が出て、価値観を押し付けてくる人がいる。50歳以上の人に多い。しかし、それはダメだ。

50歳からの友達づくりは「価値観の多様性」が大前提。以前、「自分は一生結婚しない」と言う男性に対し「絶対結婚した方がいい!」としつこく勧めた男性が絶縁された。「それはいいね、面白いね」と寛容に認め合える関係が望ましい。

■50歳からでも友達はつくれる

いつも前向きで明るい安定した心を維持し、バランスの良い会話のキャッチボールができ、好きな趣味を持っていれば、50歳からでも友達は作れる。そのためには、短気やマウンティング、こだわりの強さ、長い話、権威・学歴主義といった「内面屈折」を自分の中から取り去ることが大事だ。自分を整えることで友達はやってくる。

     ◇

心許せる友達がいれば、幸せは倍増し、苦しみは半減する。いまさら…などと思わず、友達づくりに挑戦してみてほしい。筆者は夕刊フジ後援で、フェイスブックの無料グループ「50歳からの俺活コミュニティ」を運営している。「私」ではなく「俺」を主語に、人生を楽しみたい人を歓迎している。興味のある人はフェイスブック内で検索し、合流してほしい。

  • はてなブックマークに追加

この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


RECOMMEND

-AD-