役職定年で居場所がないと感じている50代が復活する5つの方法

2021/07/25

男性力アップ術20210611/

孤立する40〜50代の男性の“居場所問題”が密かに深刻化している。「役職定年を迎えて会社に居場所がない」「テレワークと外出自粛で孤独を感じる」「収入が減り家に居場所がない」などなど。

ひょっとすると、40〜50代の男性は若者や女性以上に「居場所」という言葉に敏感かもしれない。そこで今回は、自分の居場所がないと感じた時の対策について考えてみたい。

職場に居場所がなければ副業も

役職定年直後に、自分の存在意義に戸惑う50代は少なくない。ただ、職場で肩身が狭いからといって、無理に存在感を示す必要はない。それよりも会社外で自分が全権限を持った小さな副業を始める方がいい。

アルバイトを雇用し、商品やサービスを提供する。いかなる場面でも「ステージのセンター」に立つのはあなた自身。その舞台ではあなたが脚本・監督・主演だ。全能感を感じながら、居場所問題などとは完全に無縁になれる。

仲間がほしければボランティア活動を

仲間が欲しいけど、いまさら作れない…。そんな人はボランティア活動に参加するといい。街の掃除や地域活性化など、募集サイトなどではさまざまなボランティアが探せる。

周囲に感謝され、自尊心が高まり、奉仕の精神を持つ新しい仲間を作ることもできる。「必要とされている感覚」が、居場所と生き甲斐の両方を与えてくれる。

自分が嫌いになったらとにかく移動

自己嫌悪に陥ってしまったら、部屋に一人でいることはおすすめしない。電車や車で40〜50キロ移動をしてみよう。

いつもと違う場所に身を置く「転地効果」で心が刺激され元気になる。自分のことを責めている暇などなくなり、頭の中が好奇心でいっぱいになる。孤独の感覚は自由の感覚へと変化し、1秒1秒を満喫できる。

出会いがなければ服を変える

「素敵な異性と出会いたい。でも、新しく知り合うのもおっくうだ」。そんなときは、上から下までおしゃれな服を買って自分を鏡に映すだけでいい。鏡に映った自分を見ているうちに、ワンランク上の異性とも会話ができそうな気分になる。

外見の変化でセルフイメージが上がり、異性と出会う意欲も湧き上がる。恋も仕事も、服を変えれば人生が変わるのである。

同級生と小屋を借りてみる

「実は家に居場所がない」という40代以上の男性は多い。形式上は一家の大黒柱だが、孤独感に押しつぶされそうな日々を送る人もいる。

そんな時は無理に家族とうまくやろうとしなくていい。それよりも学生時代の友人と海辺や山に月々数万円の家賃で秘密基地を借りよう。

毎月、1人1万円を出して数人で基地を設ける。青春時代に戻って、鍋でもつつきながらもう一度ロマンを語る。基地さえあれば、家族のことで悩み苦しむこともなくなる。

     ◇

居場所は、待っていても与えられはしない。自分で作らなければ、どんどん狭まるばかりだ。しかし、一度手に入れてしまえば、しばらくの間そこがあなたの心を支えてくれる。人生とは、そうやってロマンの切れ端を継ぎ足していく長い旅なのである。

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この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


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