ビジネスマンが明日から「誇りを持って生きる」ための3つの方法

2021/08/27

男性力アップ術20210716/

業務を遂行し、社会的責任を果たすこと。それは大人の立派な務めだ。しかし、その過程で自分自身の誇りが踏みにじられることがある。

取引先からの見下すような態度、上司からの不条理な言葉…。さまざまな理不尽がプライドを打ち砕く。それを耐え忍び、お金を稼ぎ続けなければいけないことは、私たちビジネスマンの宿命でもある。

とはいえ、「自己否定の環境」に身を置き過ぎると、つまらない人生になってしまう。今回は「明日から誇りを持って生きるための“小さな習慣”」について紹介したい。


■今まで成し遂げたことを箇条書きにする

自己否定がたび重なると、自身を過小評価するようになる。

「自分なんか、どうせダメ人間だ…」。毎日、繰り返しそう思うあまり、「自分が過去に成し遂げてきた実績」まで忘れてしまう。

しかし、どんなに虐げられようと成し遂げてきた実績は決してなくならない。だまされたと思って、過去に成し遂げてきた「スゴイこと」を全部、紙に書き出してみてほしい。それをながめるだけで、まるで他人を見るように「すごい!」と素直に思えてしまうはずだ。

ついでに、恥ずかしがらずに「自分はすごい人だ」とつぶやいてみてほしい。それを毎日繰り返すことで、徐々に失われた「誇り」が戻ってくる。


■仕事外で「大好きで得意なこと」に没頭する

会社では、好き嫌いや得意不得意に関係なく「与えられた仕事」をこなすことになる。そこで社外では「大好きで得意なこと」だけをやってみる。誰かにやれと言われたことではなく、自らの意志で決めてやってみるのだ。

そして、その決めたことに尋常ではなく没頭してみてほしい。脳に快楽物質が分泌され、みじめな気持ちは消え、一瞬一瞬が楽しくなるはずだ。

これを継続するともう1つ良いことがある。好きこそものの上手なれで、やがてあなたはその分野の達人になり、揺るぎない自尊心が築かれる。アウトドア、ゴルフ、ダンス、ジョギング、サイクリング…、とにかくハマること! それがあなたの誇りの源となる。


■自尊心を砕く人、場所から離れる

自尊心を砕く人からは一刻も早く離れよう。「なぜ会えないんだ?」と聞かれたなら、相手がプライベートの付き合いなら「仕事が忙しくて」と言えばいい。仕事を言い訳にすれば距離を置ける。

仕事関係の相手なら長期的な視野で働き方を変える計画を立てる。転職や独立、あるいは勤務形態を考えながら自尊心を打ち砕く人との接点を少しずつ切り離す努力をしてみる。そして、あなたの長所を伸ばし、互いに切磋琢磨できる人との付き合いを増やしていこう。

     ◇

誇りを失い、萎縮して申し訳なさそうに生きるか。誇りを持って胸を張って生きるか。決めるのはあなた自身だ。今この瞬間の決断が半年、1年後のあなたの人生を決める。


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この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


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