中高年男性の「幸せ」の場所はココにあった!

2021/03/11

男性力アップ術20210115/イメージ

コロナ禍によって、「無理して働かない」「無理して付き合わない」「無理して維持しない」といった「捨てる、切る、やめる」のミニマム主義が加速した。ここで、気になることがある。それは、これまで生き甲斐だった「没頭の対象」まで捨ててはいないか、ということだ。

経営不振の飲食店や会社などを閉めるのは致し方ないこともあるだろう。しかし、行き過ぎたミニマム主義により、本当に大切なものを捨てていないか、について今回は警鐘を鳴らしたい。


定年退職者よりも早期退職者の方が短命

定年退職まで勤め上げた人よりも、早期退職した人の方が早死にする確率が高い。そんな調査機関の研究結果がある。早死にの真偽はともかく、没頭の対象がなくなった人は孤独や虚無感に襲われ、早く老いてしまうことは想像しやすい。

 そう考えると、ミニマムライフが主流になったとしても、没頭対象まで捨ててしまうことは避けたい。人は、少しくらい負荷のかかる何かに没頭している時が一番幸せだ。時にはつらい労働や社会活動の中にこそ幸福の多くは存在する。

休息が痛みと不安を連れてきた

「仕事から逃げている時のストレスの方が大きい」。そんなふうに感じた経験はないだろうか? 逆に「難しい仕事に向き合っているはずなのに、明鏡止水の境地に達する」といったこともある。

私はこの年末年始、いま流行の「切り捨て」を行ってみた。「無理して働かない」という方針を立て、毎年恒例だった「今年出版したい本の企画書」作成を休んでみた。

例年とは違う、肩の凝らない正月を過ごせたが、それは束の間。その後、大きな不安に見舞われた。没頭するものがないので、頭の中のドーパミンが切れたのだ。麻酔が切れたようになり、不安と痛みが襲ってきた。物書きや中小企業の経営者などは吹けば飛ぶ存在。“没頭麻酔”は切れてはいけないのである。

希望の創作で不安は消え、未来は開かれる

あわてて「正月出版企画」の作業を開始すると、途端に不安は消えていった。同時に、今年の目標もあふれ出た。

同志と夢を語ること、読者をワクワクさせるために文章を書くこと、アフターコロナに誰も感じたことがない風景をイベントを通じて作ること、そんな「心の基盤」ができ、さまざまなアクションが起こった。

私自身、昨年のコロナ禍で捨てたものの中に「毎週のリアルイベントの開催」があった。281週連続で開催していたが、1年前にストップした。この「偉大なる負担」を捨てたことで、ニューノーマルに即したのはいいが、圧倒的な何かを確実に失った。その1つが出会いの興奮と充実感だ。

没頭している人はみんな「上機嫌」

コロナ禍で大事なものを捨ててはいないか? あなたを輝かせていたのは、勢いよく捨て去った「ストレスフルなモノやコト」そのものだったかもしれない。幸せを取り戻すためのトリガーはおそらく、廃棄物の山の中に埋没している。

没頭の上機嫌は周囲に伝染する。この不況を乗り越えるカンフル剤にもなると思う。捨てたはずのゴミの山を見直せば、コロナを乗り越える武器が掘り起こせるかもしれない。

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この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


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