50代男性が20-30代の若者と楽しく遊ぶための6つのコツ

2021/12/12

俺活入門20211119/

「若者とは話が合わない」と構え始めたら、老化の始まり。全世代と屈託なく楽しめることは「若々しい俺」を維持する重要なポイントだ。では、若者に媚びるのではなく、自然体で楽しむにはどうしたらいいのか?

 筆者は長年、ヨットなどのマリンレジャーやイベントを通じて20〜30代の若者と交流を重ねている。その現場で垣間見た「20〜30代と付き合い上手の50代男性」の特徴を紹介しよう。

■会話の長さは半分に

たくさんしゃべってウケを取ろうとしない。「長いウンチクや自慢話」は若者を疲れさせる。会話の長さは半分くらいがちょうどいい。話すセンスよりも「聞くセンス」「相づちのセンス」「間合いのセンス」のほうが大切だ。

間違っても「話を聞いてくれない」とすねてはいけない。「すねグセおやじ」は一定数存在するが、発覚したら最後、もうその場には呼ばれない。

■特別扱いを望まない

年長者だからといって、特別扱いを望んではダメ。酒を注がせない、お世辞を言わせない、送迎させない、そして荷物は自分で運ぶ。「一兵卒の潔さ」を忘れず、自ら動く。実はそのほうが能動的で、自分自身も楽しいのだ。

■敬語の使えない若者に腹をたてない

多くの若者は敬語がうまく使えない。なれなれしい者もいる。彼らは怖い先輩に怒られたり、愛のムチを受けたことのない「温室培養世代」なのだ、と割りきる。

打たれ弱く、パワハラを訴える比率も高いから、昔の流儀はご法度。外国人や自分の子供、甥や姪と同じだと思えばなんともない。一方で彼らは共感、協調性があり、きめ細かな思いやりのある「女性的な世代」でもある。良いところを見つけてあげよう。

■適度にいじらせて安心感を与える

ライトな「自虐笑い」を織り交ぜ、あえて「いじらせるスキ」を用意する。いじらせ上手なアクティブバブルエイジは、若者に安心感を与え、調和的な空気を作り出す。

そもそも年長者は「いるだけで気を遣う存在」なのだから、自らをゆるめる必要がある。1ミリの「いじりどころ」も与えない年長者は、若者を疲れさせる。

■ファッションで足を引っ張らない

「ダサ服」は“小さなテロ”だ。ダサい服装は、その場を台無しにしてしまう。彼らはそんなオヤジと一緒に写真に写りたくない。若者の貴重な休日の景観、そしてSNS投稿のクオリティーを乱さぬよう、服を買いに行く時間、労力を捻出しよう。

■リードできるカッコいい趣味、特技を持つ

ゴルフ、サーフィン、ヨット、サルサ、料理、音楽、ファッション、車など、若者をリードし、文化承継できるような趣味を持つ。趣味、特技があるだけで「若者と戯れる自然な場」が生まれる。

これがなければ、若者がわざわざ休日や余暇に中高年男性と「時間をともにする理由」は皆無となる。「若者との接点」はなくなるのだ。何かひとつでいいので、存在を示せるものを持とう。

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この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


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