仕事における様々なパワハラを乗り切る3つの方法

2021/06/12

男性力アップ術20210430/

上司や取引先からの執拗ないびりや暴言は社会から消えることはない。今回は「パワハラ・モラハラを我慢で乗り切る方法」を紹介しよう。今この瞬間、パワハラ・モラハラに苦しんでいるあなたにはぜひ読んでいただきたい。

相手に「モノ申す」のは最終手段

私は新入社員当時、パワハラ上司に暴力を振るわれ、その場でカウンターパンチを打ち込み、職場を去った経験がある。しかし、普通の職場では良好な関係であるかのような演技をして反撃しない・できないのが現実だろう。つまり、「パワハラ相手にモノ申す」のは「最終手段」なのだ。

その職場を離れる決意ができている、あるいは取引がなくなっても支障がないーーこのいずれかの条件が整わないかぎり、相手に物申す決心はつけづらい。

相手の課題を解決する

相手がパワハラを仕掛ける原因が、「される側」にあることもある。たとえば、自分のせいではないものの、売っている商品やサービスの質が低い場合などだ。

その対応策を考えよう。商品の質を上げるのは難しいが、サービスなら自分の裁量である程度高められる。これでもか!と良いサービスを提供するうちに信頼関係が築ける場合もある。

それでも重箱の隅をつつかれ、筋違いないびりを仕掛けられたら、次の方法で乗り切ってほしい。

爆発しそうな時は「他人」を思い浮かべる

執拗な暴言やいびりの真っ最中、机をひっくり返したくなったり涙が出そうになったらどうするか? 「そこにはいない誰か」のことを思い浮かべ、自分の心を鎮めるのだ。

親、親友、恋人、子供などと会話をするつもりになる。これにより、怒りやみじめさがやわらぎ、精神の混乱は最小限になる。相手とのけんかには発展せず、その場を乗り切れる。

それもこれも、「当面のキャッシュフロー」と「信用」を守るためだ。「モメた証拠を残さない=経歴に傷をつけない」ための、あざといディフェンスとも言える。

「心身のぐったり感」をマッサージで緩和

いびり続けられると心身はぐったりし、鬱状態になることさえある。心身を守るには、マッサージなどできちんとケアしよう。今日のいびりをマッサージ師に笑って話すだけでも気分が楽になるはずだ。

その後は、少し激しめの運動をして「悪いエネルギー」を放出する。できれば対戦型のスポーツがいい。ファイティングスピリッツが湧いてきて、「攻め」の心が修復され、吹っ切れる。さっきまでの朦朧とした表情とは別人のような顔に回復しているはずだ。

これらの方法で、ぜひ「その場」をしのいでほしい。ただし、あくまでも一定期間をしのぐためのものなので、いつかは決着をつけていただきたい。

     ◇

パワハラを改善させるか、静かに去るか、戦って去るか。決めるのはあなた自身だ。人間は「好きで得意な仕事」に就き、「良好な人間関係の中で仕事に没頭している時」が一番幸せなのだ。そんな場所にぜひたどりついてほしい。

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この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


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