誰もが「セクハラ加害者」になってしまう時代、男性が心得ておくこととは?

2021/05/08

幸せおじさん2021年5月8日

ツイッター、インスタグラムなど個人の発信力が強くなっていく中で、セクハラや枕営業強要の話がとても公になりやすくなりましたね。私も昔、取引先の相手から手をつながれそうになったり、キスされそうになったりしたことがあります。

さらに、権力があって女性からチヤホヤされる勘違い男から「俺はテクニックがすごい! セックスしないか?」と、強引に誘われそうになったこともあります。

昔は私のコミュ力に隙(すき)があったので、ずっと「そんなものかな」と思ってきました。でも「そんなもの」と頭の中で決めつけてはいても、受けた行動の数々が気持ち悪かった思い出として今も頭の中を支配することがあります。過去のセクハラ被害を公表すると「なんで今さら?」という声がありますが、された側って、ずーっと心に残っているんですよね。みなさんも、人に言われて傷ついたときの言葉が心に染みついた経験はありませんか?

興味のない男性から性的なスキンシップのお誘いを受けないために、知恵もついてきました。薬指に高そうな指輪をはめたり、彼氏とのノロケ話を聞かせたり、「昔こんなことされて嫌だったんです。××さんはそんなことは、しなさそうで素敵ですよね」と、相手の名前で釘を刺してみたり。あらゆる対策を練り回避策は何度も試してきました。でも、最近は根本的な解決にならないそういう小手先の回避にとても虚しさを感じます。

好意を持つということは仕方ありませんが、相手の立場が下の場合は慎重にいきませんか。

「ご気分害されたらすみません」「嫌な場合ははっきり断ってください」と前置きされるだけで、その人の印象は、だいぶ変わります。

性的なスキンシップをしたい場合はそういうお店もあります。「いや、そういうのじゃないんだよ。お金とかじゃないセックスがいいんだ」と大半の男性は言うかもしれませんが、告発しやすいご時世。よくよく、ご自身の行動を考えた方がいいと思いますよ。

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この記事のライター

工藤 まおり

工藤 まおり

フリーランスライター。津田塾大学数学科卒。大手人材会社を経て、セクシュアルウェルネスメーカー、TENGAの広報に転職。女性向けセルフプレジャー・アイテムブランドirohaのPRなどに携わった後、この春フリーランスに。PR業務、恋愛・性・キャリアに関するコラムを執筆。


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