「タクシーハラスメント」の恐怖!

2021/10/22

幸せおじさん2021年10月22日タクシー

最近「タクシーハラスメント」という言葉をよく聞くようになりました。タクシーの運転手と乗客間で発生する、セクハラ・モラハラ・パワハラなどのハラスメント行為のことを指す言葉のようです。

私自身、タクシーに乗るとだいたい50%の確率で嫌な思いをします。特に、今でも強く覚えているのは5、6年前の出来事。タクシーに乗り込み、たまたまラブホテルを通りすぎる道にさしかかり、口頭で「まっすぐ向かってください」と伝えていたのに、急に左折してラブホテルに入られそうになりました。

一瞬「ホテルに連れ込まれるのか」と肝を冷やし、慌てて「違います、まっすぐです!」と言うと「そんなの、わかんねぇよ!」と怒鳴られ、萎縮してしまいました。あげく道を間違えられ、いつもより高い金額を請求されましたが、恐ろしくて何も言わずにそのまま支払いました。

それ以降も、運転手に怒鳴られるような言い方をされることは何度かあって、それを女友達に「このあいだ、こんなことがあって…」と話すと、高確率で「私も近しいのがある」と強くあいづちを打たれるのです。

「タクシーハラスメント」は、今でこそ少し公言する人が増えてきましたが、以前から嫌な思いをした人たちがいるんだろうなと思います。嫌な対応をされるたびに「あぁ、私がガッチリしたコワモテ風だったら、きっとこの人も怖がって、怒鳴ったりしないんだろうな…」と、残念な思いがします。「弱そうな人」「何も言わなさそうな人」と見た目で判断して対応を変えているんでしょうか。

もちろん、ていねいでやさしい運転手さんも多くいますが、嫌な思い出はいつまでも強く私の心に残るものです。こういう言葉があること自体、残念ですが、そのことで少しでも減っていくきっかけになれば良いと思います。そのためにも、「嫌だなぁ」で終わらず、今後は名前とナンバーをメモして、タクシー会社などに相談するべきかもしれませんね。

(写真と本文は関係ありません)

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この記事のライター

工藤 まおり

工藤 まおり

フリーランスライター。津田塾大学数学科卒。大手人材会社を経て、セクシュアルウェルネスメーカー、TENGAの広報に転職。女性向けセルフプレジャー・アイテムブランドirohaのPRなどに携わった後、この春フリーランスに。PR業務、恋愛・性・キャリアに関するコラムを執筆。


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