おやじが強要!「無料キャバクラ」はもうやめて

2023/04/22

幸せおじさん2023年4月22日

キャバクラや高級クラブなどの接客業でもないのに、女性が男性に対して酒を注ぐことを強要され、聞きたくもない話を延々聞かされる現象を私は、「無料キャバクラ化現象」と呼んでいます。

最近だと、国際的なミスコン「ミス・アース」の予選でアフターパーティーが「まるでキャバクラ」と物議を醸していました。

報道によると地域の予選大会終了後、ドレス姿の出場者をスポンサーの近くに座らせ、酌をさせていたといいます。男性から腰に手を回されたり、連絡先を聞かれたり、ホテルに誘われたりする女性もいたそうです。

これぞ「無料キャバクラ化現象」。下心まるだしの気持ち悪いおじさん像が目に浮かぶ残念なパーティーですね。出場者とスポンサーとの会合はあってもいいと思いますが、ほぼ強制的な参加である上、セクハラ行為が多発したことが、ダメなポイントです。

そのパーティーがもし自由参加で、出場者は“接客”する立ち位置ではなく、スポンサーに対して対等にコミュニケーションが交わせる場であれば問題にならなかったでしょう。

大人数の飲み会も徐々に解禁されてきた今、こうしたパーティーで、セクハラおやじにならないために、意識するべき3つのポイントをお伝えします。

まず1つ目は「立場の確認」です。もし関係性に上下関係や利害関係がある場合は、相手からの酌を断るなど、できるだけ対等に接することが大切だと思います。

2つ目はパーソナルスペースの確保。肩だろうが、なんだろうがボディタッチなんて、もってのほかです。理想は、1人分くらいのスペースをあけておくことです。

3つ目は「相手の逃げ道を作ってあげる」。会場は、自由に入退室できるように。そして、その場で「連絡先を教えて」はNG。スマートに名刺を渡した方が紳士な好印象です。夢を叶えるために頑張った出場者を称える場で、取るべき行動は、自ずと決まるはずなのですが…。

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この記事のライター

工藤 まおり

工藤 まおり

フリーランスライター。津田塾大学数学科卒。大手人材会社を経て、セクシュアルウェルネスメーカー、TENGAの広報に転職。女性向けセルフプレジャー・アイテムブランドirohaのPRなどに携わった後、この春フリーランスに。PR業務、恋愛・性・キャリアに関するコラムを執筆。


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