もしも会社を辞めたいと思ったら?

2021/03/28

男性力アップ術20210129/イメージ

先週、アラフィフの同級生たちとズーム飲み会を行った。そこで、思いもよらぬ言葉が飛び出した。

「早期退職しようかなあ。それとも定年まであと10年、会社で我慢して働こうかなあ。悩むなあ…」

つい数年前まで、仕事に生きがいを感じ、出世競争を楽しんでいた男たちだ。

早期退職か?最後まで働くか?

「もう、いい加減、仕事に飽きた」「請負仕事で発生するクレームに向き合っていられない」「部下が病気になると管理責任を問われる」「毎月毎月、予算達成! って…いつまでそんなこと続けるの?」

出世コースに乗っていたはずの複数の人物が、短期間に次々と所属する大企業に愛想を尽かし始めていた。年収レベルを下げ、南国や田舎で暮らしたいというのだ。

「洗脳」が解け、我に帰った働き盛り

大企業でそこそこ出世し、高い給料をもらう彼らが、なぜ「会社の仕事」に愛想を尽かし始めているのか?

「会社辞めたいと思ったのは、いつからなんだ?」という私の問いに皆は口をそろえた。「ここ1年ぐらいだね」。

コロナによる在宅ワークで、我に返ったのではないかと私は思う。会社という「祝宴的共同作業場」から離れたことで“会社酔い”が覚め、「仕事のつまらなさ」に気づいてしまったのではないか?

その結果、「もっと自分らしく生きたい」という願望が芽生えたのは自然なことだ。

ある大手企業では、退職後の数年間、給料の半分を保証する「早期退職独立制度」を発表した途端、エース級がどんどん退社してしまい、問題になっている。

自営業から言わせれば「会社は辞めるな!」

「自分らしい人生」を追求し、シフトするのはロマンがあっていい。しかし、長年自営業の物書きと小さな会社をやっている私から一言、言わせてほしい。住宅ローンを完済し、子供も自立している人を除いては、悪いことは言わない、「会社は辞めるな!」。

会社員は、毎月、自力で稼ぐことのつらさを知らない。仕事の調子が悪い時は深い眠りにつけなくなるし、酒を飲んでも楽しくない。

だからこそ、給料をもらいながら、在宅ワークと組み合わせ、まずは副業で「好きで得意なビジネス」を形にすることに挑戦してみてほしい。

必要なのは貯金ではなく「細くて長いキャッシュフロー」

「減っていく貯金残高を見るのが、とてつもなくストレスだ」

これは、ある老夫婦の言葉。貯金はいくらあっても、それだけでは安心できない。それよりは月15万円でも20万円でもいいので、未来永劫続く“キャッシュフロー”が、心の安定につながる。

ネット通販ビジネスでも賃貸不動産経営でも何でもいい。自分の特技と興味を生かしてキャッシュフローがつくれるかどうかが重要だ。

まずは会社員のままキャッシュフローをつくることに尽力しながら、退職後のロマンを描くことが賢明だ。キャッシュフローさえ確保できれば、いくらでもロマンは描けるし、その実現に近づける。

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この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


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