男性が「俺」らしく生きるため、妻を味方につける方法

2022/06/04

俺活入門20220513/

「俺活する前に家事をやってほしい!」。これは当欄の「俺活連載」スタート直後、女性読者からネット上に書き込まれたコメントだ。このコメントには多数の女性の同意が集まった。「俺活」の成功には、妻やパートナーの理解と協力が不可欠だ。今回は、妻を味方につける「俺活成功術」について紹介したい。


■家事をしっかりやる

掃除・洗濯・料理・ゴミ捨てなど、基本的な家事を放棄すると「俺活」に向かい風が吹く。しっかりと担当を決めて、必要最低限の家事をこなす。それが充実した「俺活ライフ」につながる。家事には頭の中を整理したり、マインドフルネスを感じる効果もある。思わぬ副次効果もあるので、やらない手はない。


■温厚で肯定的な発言をする

「俺活を否定されたくない!」。そう思う前に、あなた自身が否定的な発言をしたり、不機嫌な態度を取ったり、やってもらって当たり前の態度をとってないだろうか?

そんな状態で俺活をすれば、ますます家族の関係に亀裂が入る。温厚な心理状態を維持し、肯定的な発言を意識し、上機嫌で過ごす。相手が意味なく不機嫌でも、「俺活貯金」と思い、ぐっとこらえて衝突しない。それが「俺活」成功への第一歩だ。


■プラスαの「感謝」をカタチにする

あなたはきょう何回、妻やパートナーに「ありがとう」と言っただろうか? 多少仲が悪かろうと、やってもらったことには「ありがとう」というのが筋。また「俺活月間」に入る前に「これでおいしいものでも食べて」などと、日頃の感謝の気持ちをカタチにして渡すことも大事だ。


■家族時間にも「ハレ」を設ける

家族のイベント時間を月に1回設ける。テーマは何でもいい。入学記念、卒業記念、誕生会、結婚〇周年記念、勤続〇周年など、子供も含めた会食を設定し、妻の家事を減らす。個室を予約し、少しぜいたくに催してもいい。

こうした気遣いで、家族をないがしろにしていない気持ちが伝わる。「俺活」だけにお金と時間を使うと、感謝の気持ちは永遠に伝わらない。


■妻の「俺活」も応援する

あなたが俺活を始めたのと同時に、妻にも「俺活(私活=わたかつ)」をすすめてみる。大好きな趣味や、友達との時間を応援する。「自宅のリビングを会合に使っていいよ」「旅行でも行ってきなよ」「発表会に参加したら?」と言葉をかける。出不精で友達が少ない妻の場合、行動定着までに時間がかかるが長い目で見守る。

妻やパートナーが自分の活動を見つけ、それに没頭することで、徐々に「俺活」への理解も深まっていく。最初はスムーズにはいかないだろうが、あきらめてはダメだ。「家庭を大事にし、妻の俺活も応援する」スタンスを心がける。その先に、互いの俺活ライフと幸福が待っている。

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この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


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