自分で自分をジジイにしていませんか?
「いつまでも若々しくいたい!」は万人の願い。しかし、無意識の言動で、自らを「ジジイ」に追いやってしまう人がいる。一体どんな言動なのか、紹介しよう。
■「最近の若い女の子は会話が通じない」と口走る
若い異性にビビって壁をつくる人がいる。自己防衛のために、若い相手に対してマウントをとろうとする人もいる。
「壁派」も「マウント派」もある勘違いをしている。大事なのは、自分の話を聞かせるのではなく、自然体で耳を傾けるということ。彼女たちの話を面白がればいい。最先端の面白ネタや危なっかしい話を聞くだけで楽しいし、アンチエイジングにもなる。
■「もう年だから」の言い訳グセ
「もう年だから…」と口にするたびに“可能性”は狭まっていく。「もう…」はなるべく使わないほうがいい。「もう…」と言ってしまうと次第に誘われなくなる。誘おうとする側も遠慮するし、そもそも誘っても面白くないと思われる。誘われないその先にあるのは「孤独な老化」だ。
■「特別扱い」を求める
「してもらって当たり前」「してくれないと怒る」「過剰な権利主張」など、“何様やねん!現象”が出たらジジイの仲間入りだ。ジジイの前に「老害」という文字がついてしまう。「自分のことは自分でやる」「周囲にも愛をもってギブをする」の精神を持てば、互いにフェアにリスペクトし合える。特別扱いを希望してダダをこねる人は隅に追いやられる。
■ジジイだけで集まろうとする
やたらと同世代の男だけで集まろうとする人がいる。しかし、その思考習慣がますます老化を早める。世の中にはあらゆる年齢の人がいて、その半分は女性。万遍なく付き合うのが自然なのだ。同世代の男性同士が楽なのはわかるが、老人ホームライフを先取りする必要はない。
■感情暴走
「この人は論理も感情も崩壊してるぞ」と年下に思われたら最後。「あっちいけ、ジジイ」の仲間入りだ。付き合いは表面上だけのものとなり、徐々に「孤独の淵」に追いやられる。相手の言い分が間違っていても平常心が肝心。怒ったとしても、論理は絶対に壊さないよう心がけたい。
■相手目線になれない
家族に対して「ありがとう」や「ごめんなさい」が言えなくなり始めたら要注意。世の中のすべては、まずは相手目線からだ。相手の立場になれば、相手も好意的になる。そして自分も良い気持ちになれる。
この記事のライター
潮凪 洋介
エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。
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