生き方に迷う「50歳」からの「最高の居場所」の見つけ方

2021/10/17

男性力アップ術20210917/

今、生き方に迷っているのは若者だけではない。50歳を過ぎて役職定年や早期退職を迎える人も同様だ。

「自分の居場所」を見つけている人には、そこは「あって当然」の場所だ。しかし「見つからない人」にとっては雲をつかむような話。そこで「俺活(おれかつ)」というキーワードを意識してみてほしい。

「俺活」とは「俺らしい活動」。「私」や「僕」または「弊社」ではなく、主語が「俺」になる時間を増やす。この「俺活」のその先に「最高の居場所」は必ずある!


■「俺」が主語になる場所はどこ?

あなたにとって「俺」が主語になる場所はどこか? ゴルフ、バイク、山登り、スポーツジム、サーフィン、ヨット、サルサなどなど、一人の人間、一人の男になって夢中で遊べる場所かもしれない。

それが何なのか? どこにあるのか? まずは体験してみないことにはわからない。小さな一歩を踏み出す「小さな勇気」の先に、居場所は待っている。「合わなかったらやめればいい」くらいの軽い気持ちで、何でも体験してみよう。

■心を朗らかにするだけで居場所は見つかる

“こじらせオヤジ”はどこに行っても相手にされない。孤独すぎて、内面感情の屈折が起きてはいないか? 「居場所」は「心地よい人間関係」が基本だ。偏ったこだわりが抑えきれなかったり、変なキレ方をする癖がある人は、心を整えよう。小さなことでイライラしない。いつも朗らかで平常心。それが居場所をつくる基本だ。

■大好きな特技をたった一人で磨く

まずは「一人でも没頭できること」を見つけ集中しよう。次に、身近な誰かを誘って、やり方を教える。人に教えることは大きな喜びになるし、役に立てて心も豊かになる。その後はノウハウをブログやSNSで発信し、離れた場所の誰かを幸せにする。そこから輪がどんどん広がり、最高の居場所ができる。

■ネガティブな人間関係を断つ

私たちは人生の折り返し地点を過ぎた。嫌な人の相手をしている暇などはない。だからこそ、なるべく「魅力を感じる人とだけ出会って、つながっていく」と今日から誓おう。

会社での役目や子育てにも終わりが見えてきた今、「自分で選んだ好きな人たち」と、楽しい世界観をどんどん広げていきたいものだ。

     ◇

新入社員の頃は「会社になんか絶対に染まらないぞ」と決意していたものだ。しかし、役職がつくうちに「アイデンティティ=会社」とになってしまった人も多い。

しかし、もうすぐ「あの頃の自分」と向き合う日がやってくる。生き方の主体が「自分」になるのだ。最高の居場所を「俺活」で見つけていきたい。

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この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


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