50歳から始める「若返り」のためのアクティブプレジャーとは?
「もう新しいこと始める年じゃないから…」が口癖になっていないだろうか? 新しい趣味やレジャー、スポーツを始めるのに遅すぎるということはない。あえて若者がやっていることに挑戦し、自分を若返らせるという考え方もある。
例えば筆者は、50代になった今もプロ選手が所属するキックボクシングジムの「準選手練習会」に毎週参加し、プロを目指す若者と殴り合いをしている。そのおかげで心身ともに実年齢より10歳は若く維持できていると思う。頭がクラクラすることも、鼻血が出ることも楽しみのひとつだ。
■自分のペースで始めればいい
サーフィン、ダンス、バーベキュー、ボクシングなど若者向けと思えるスポーツやレジャーでも、若者と同じようにハードにやる必要はない。年齢に合った負荷やスタイルで始めればいい。
例えばサーフィン。五輪競技のようなショートボードは50代には難しい。だがロングボードなら、スクールに入った初日から普通に立てる。しかも、それほど体力は必要ない。格闘技も、年齢や体力に合わせてインストラクターが指導してくれる。年配者でも関われる選択肢は必ず存在するのだ。
■あえてTikTokを始めてみる
TikTok(ティックトック)といえばZ世代ユーザーがメーンのSNSだ。しかし、50代のおじさん特有の壁をつくらず、その壁を飛び越えることで新しい楽しみが増える。使い方を子供に聞くことで親子のコミュニケーションも生まれる。若者から教わるという謙虚な姿勢も身につく。
TikTokを始めたら、今まで関わったことがない世代から「いいね」がつけられるかもしれない。実際に長州力のTikTokは若者から絶大な人気を獲得している。若者のSNSの世界に入ることで、新しい「コミュニケーションフルネス」を感じることができるだろう。
■インスタグラムは新しい出会いの宝庫
インスタグラムもやってみる。最近の20代から30代はインスタを通じて出会うらしい。趣味の話題で盛り上がり、恋愛や結婚に発展するケースも多い。
ポイントは自分の趣味趣向に特化した写真をアップすること。写真に関連するハッシュタグ「#」を付ければ、同じ興味を持つ人とつながり、コミュニケーションがとれる。「#カフェ巡り」「#ヨガ」「#写真」といったタグを付ければいい。私も最近始めたが「#執筆」「#著者」というハッシュタグでつながった人々とコミュニケーションを楽しんでいる。
◇
筆者は夕刊フジの後援で「50歳からの俺活(おれかつ)コミュニティ」を主催しているが、あえてジェネレーションを飛び越えて「俺活」の範囲を広げれば人生は何倍も楽しくなる。
今後、俺活コミュニティ内には「サルサ部」や「ヨガ部」など20種類ぐらいの“部活”も作るつもりだ。あなたもこの無料のコミュニティで「新しい俺」と出会っていただきたい。
この記事のライター
潮凪 洋介
エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。
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