中高年男性が「自分に戻れる場所」7選

2023/02/13

俺活入門20230127

自分らしい時間を過ごしたい。それは「俺活」のテーマでもある。そのために大切なのは「自分の世界観にどれだけ潜れるか」ということ。そこで今回は、月に数千円から数万円で手に入る「自分に潜れる隠れ家7選」をお届けしたい。

■図書館

無音の本の海の中に思い切りダイビングして、好きなだけ“潜る”ことができる。しかも、ここは来館者がこぞって「自分に潜る空間」。同調意識や競争意識も相まって、さらに深い「自分ダイブ」が可能だ。

おまけに費用はタダ。お気に入りの席を確保し、朝から晩まで潜り続けられる。周囲の音が気になるなら、イヤホンで音楽を聴くか、耳栓を持っていけばいい。

■こだわりカフェ

大手チェーンのカフェではなく、街の小径のさらに奥にある個人経営の「こだわりカフェ」は自分ダイブに最適。オーナーの世界観と合致すれば、思い切り潜ることができる。

■ホテルデイユース

普段の生活感も遮断したいなら、空間デザインが優れたビジネスホテルでの“籠城”がお勧め。宿泊せずともいい。長時間のデイユースで読書や人生計画に没頭してみよう。

「潜伏」に近い時間を過ごせば、捨てるべき無駄なものや「自分にとって快適とは何か」に気づくことができる。

■電車のグリーン車

流れる景色を横目に、窓際のゆったりとしたグリーン席で移動してみる。1〜2時間限定の「豊かな移動時間」に潜る至福の時間だ。目的地に到着して潜りから浮上すると、“別世界”が現れる。アナザーパラダイスに自分を連れていこう。

■寝泊りできる車

最近のYouTubeには「1人車泊」の動画が多い。車の中にはロマンが宿っているからだろう。キャンピングカーでなくても、8人乗り程度のミニバンで十分。1泊しなくても、1日中海辺に車を停め、食事や読書、昼寝を楽しめば、車中は「移動別荘」になる。

■リゾート・アパート

大好きな海や山の近くにアパートを借りてみる。都心を離れれば、家賃5万円以内の物件も多い。友人と割り勘にすれば、さらに安く済む。資金があれば、海辺の分譲マンションもお勧めだ。気分転換をしながら仕事もできて、いいことずくめ。心と人生に奥行きができる。

■クルーザー・ヨット

中古のヨットは200万円台からあり、クルーザーも300万円台から入手できる。マリーナの停泊代は月6万〜9万円。これも友人数人と割り勘にすれば実現可能だ。

最近はサブスクのレンタル会員もあり、入会金は2万円台、1回のレンタル2万円以内で遊べる。クルーザーやヨット遊びは十分手に届くところにある。

     ◇

家族の反対や世間の目が気になるかもしれない。しかし、残りの人生で「時間とお金と命」を何に使うかを素直に考えれば、答えはおのずと見えてくる。ほんの少しだけ自分本位になり、悔いのない人生の一歩を踏み出そう。








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この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


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