50代男性が私や僕ではなく「俺」で生きる方法

2021/11/27

男性力アップ術20211105/

私たちは、社会人になってから「私」あるいは「僕」という言葉を日常のように使い続けてきた。「“俺”を使った日のことなど思い出せない」。そんな人もいるだろう。

「私」や「僕」という言葉を使えば、相手に安心感を与えられる。しかし、それだけでは本当の自分は表現しきれない。特に中高年ビジネスマンは、長年の会社生活で「自分らしさ」の多くを失ってきた。今回は「俺」を主語に生きることの「効果」について考えたい。

■「俺」が主語になった瞬間、オーラが変わる

試しに休日の朝、「俺は今日、好き勝手に生きてやる!」とバスルームの鏡に向かって言ってみる。すると、それだけで「腹の底に落ちる、心地いいエネルギーの塊」を感じるはずだ。

「今まで自分の人生、薄味で、当たり障りなく生きてきた」という“反省”の気持ちも浮かぶかもしれない。「俺」を主語にしただけで、私たちは「骨抜きおじさん」から「オス」に生まれ変われるのだ。

■“自由でワイルドな自分”になれる

「俺」を主語にするだけでセルフイメージは大きく変わる。人の顔色をソワソワとうかがう“召使い”から、「自由」「奔放」「ワイルド」「スポーティー」「小さいことを気にしない」「戦うことも厭わない」「バカをやる」といった“自分”に変わるのだ。「主語を変えただけでそんなに変わるのか?」と疑う前に、だまされたと思ってこの週末1日だけ、俺を主語に生きてみてほしい。

■俺を主語にすると景色が変わる

俺を主語にするだけで、身近な選択が変わっていく。「居酒屋」ではなく、「スタンディングバー」に行ってみようと思う。「ママチャリ」ではなく「マウンテンバイク」が欲しくなる。「海辺の朝散歩」だけでなく「ロングボードに乗ってみようか?」となり、休日のファッションも「スーツからネクタイを外しただけ」から「ジャケット&ダンガリー&デニム」に変わる。「休日読書」が「ブログ発信」の時間になるかもしれない。

■「俺」は“本音”で生きる人

「俺」で生きるようになると、同じように“本音で生きる人たち”が集まってくる。その過程で失う人間関係もあるだろう。でも、それでもいいではないか。「もう、いい人になるのはやめなさい」ということだ。

人生の最後に「自分らしく生きなかった」「これがやれなかった」「あれをやりたかった」と後悔するよりは100倍マシだ。実際、緩和ケア医によると、男性は死に際して後悔することが多いという。だからこそ、今日から「俺」を主語に何でもやってみたほうがいい。

■俺活コミュニティはメンバー募集中!

筆者は夕刊フジの後援で「50歳からの俺活コミュニティ」をフェイスブック上で運営している。目的はただひとつ! 「日本の50歳以上の男性を元気にする」ということだ。

メンバー全員が、「俺」を主語に後悔のない残りの人生を歩むことを目標にしている。あなたの参加を心待ちにしている。





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この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


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