50歳を超えても「友達は必要か」を考えてみる

2023/01/07

俺活入門20221216

50歳を超えても「友達」は必要か? この問いにあなたは何と答えるだろうか。「交友関係はもう煩わしい」、あるいは「友達がいた方が人生は断然楽しい」。この問いに正解はない。時と場合により、友達は必要であり、不要でもある。今回は「大人の友達」がテーマだ。

■友達がいないとどうなるか?

友達がいないと、自分と向き合う時間が増える。これはある意味、大きなメリットだ。一人でスモールビジネスを成功させたい、一人で趣味に没頭したい、そんな時には効果抜群だ。

しかし、“ソロ”も行き過ぎるとデメリットが生じる。「思い込みに歯止めが利かなくなる」のだ。自分の偏った考え方に気づかず、バランス感覚や柔軟性を失っていく。これが現実社会との不調和を生む。友達の考え方や知識、感性から刺激を受けることで自己成長する機会を逃さないようにしたい。

■友達に腹が立ったらどうするか?

友達との関係は、自分の思い通りにはならない。楽しい半面、ちょっとしたイライラもつきまとう。特に、神経質でわがままな人には大きなストレスになる。それがきっかけで、友達関係をやめてしまう人もいる。

我慢して顔を合わせていても、やはりストレスはたまる。そんな時には相手を「スタメン友達」から「ベンチ友達」に下げるといい。友達関係を完全に切るわけでもなく、といって頻繁に会うわけでもない。適度な距離を取るのだ。

時が来て、気が向いたらスタメンに戻す余地も残す。あえてグレーな関係を続けることで、切るか切らないか、の判断でストレスをためることもなくなる。

■昔、ムカついてた相手とどう付き合うか?

「若い頃にムカついていたアイツが来るなら、俺は行かない」。同窓会を前に、そんな思いを抱く人もいるだろう。しかし、たった一人を避けるために、大勢の人との再会を棒に振るのはもったいない。

かつての無作法者が別人になっていることもある。人生経験を積んで、態度や性格が一変することも珍しくない。最初から拒否するのではなく、冷静に様子をみることが大切だ。もちろん、無作法の片鱗が見えたら即座にシャッターを下ろしてしまえばいい。

■もしも友人が離れてしまったら?

懇意にしていた友人が、あなたの元から去ってしまったら? 落ち込んだり怒ったりするだけでは何の解決にもならない。これは「自分の悪い癖に気づくチャンスだ」と捉えたい。

友人が離れていったのには、何らかの理由があるはずだ。相手を責めるだけでなく、自分自身の欠点を見つめ直し、反省するチャンスだ。あなたが正しかったとしても、「なんだか嫌いだ」と相手に思われれば、人間関係は終わるのだ。





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この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


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