実は間違いだった「5つの常識」

2022/12/16

俺活入門20221125

「常識」と思い込んできたが、実はそれが「人生を台無し」にしてきた原因だったと気づくことがある。今回述べることは、すべての人にあてはまることではないが、50代以降を有意義に過ごす参考になるかもしれない。

■出世のために頑張れ→それだけでは100%抜け殻になる

有名大学から有名企業に入り、高給をもらって出世! そんな人が役職定年や定年退職を迎えると、「しょぼん」としてしまう。その理由は、「誇り」も「魂」も消えてしまうからだ。

出世から外れた途端に情熱を傾けることが見つからず、あわてて同窓会に顔を出したり、趣味探しを始めるが、いずれも心が動かないので成果が出ない…。そうならないように、早い時期から「社外のサードプレイス」で“俺”を磨き、育てる必要がある。

会社での全力疾走の先に「栄光の橋」は用意されていない、と思おう。

■お客さまを神様と思え→言いなりが人生の成果を下げる

仕事だから、どんなに嫌な客がいても笑顔の奉仕が求められる。自分を殺し、唇をかみしめて耐え忍ぶことで4つの財産を失う。「意欲」「やりがい」「生産性」、そして「人生の意義」だ。

やる気を抱き、得意技を最大限に伸ばし、高く売る。高い生産性を実現し、幸福を感じながら収入を何倍にも伸ばす。そんな働き方に1ミリでも近づくために、“クソ客”とは徐々に距離をとろう。そのためには、会社を変える、あるいは職を変える。あらゆる努力をすることが肝要だ。

■頭のいい人に学べ→うまくいった人に学べ

人生をよりよくしたいなら、「頭のいい人」ではなく「やったことがある人」に聞く。知っているのと、やったことがあるのは大違いだ。

一見、インテリ風の人でも、頭でっかちで「何にも挑戦していない」ことがある。本で読んだだけ、人に聞いただけ。自分では何もやっていない。予備知識を仕入れるのであればいいが、真実を知りたければ「やったことがある人」「うまくいった人」に学ぼう。彼らの「熱量」も得ることができる。

■仕事をバリバリこなせ→人にジャンジャン頼め

1人で仕事を抱えるのは悪手だ。成果を上げるには、まず自分のスキルを最大に高めたうえで、「スキルのある人」を集める。マニュアルをつくり、説明し、仕事を少しずつ頼む。この当たり前の仕組みづくりを、もう一度やってみる。

■誰とでも仲良く優しい人になれ→嫌な人は無傷でかわす

誰とでも仲良く、優しくしていたら、心は壊れてしまう。心身の健康のためにも、人間関係は「取捨選択」する。許されるなら顧客すらも選ぶ。ただし、カドを立てすぎると人を傷つけたり自身の悪評につながる。だから、静かにスルーする。このスルーの数だけ人生は有意義になる。余白の時間を本当に会いたい人との時間に費やそう。






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この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


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