「遊びを仕事にしよう」と提唱すると、「そんなふざけたことでお金が稼げるか！」というお叱りが聞こえてきそうだ。しかし、ここで言う「遊び」とは「本業である会社の仕事で遊ぶ」という意味ではなく、「大好きで得意なアソビジネスをもう一つ作り、楽しみながら働く」という意味だ。今回はその方法をお伝えしたい。

■遊びを仕事にする基本は「会を催す」

遊びを仕事にする基本は「しかるべき人を集めて、ご縁をつくる」こと。しかるべき人とは、自分にとってのメリットや楽しみ、喜びが生まれる人だ。

会を開くときは一定の参加料をいただき、会場費との差額を利益として、自分自身も大いに楽しむ。自身の人脈の活性化や、新しい縁の獲得にもなり、とても効率がいい。最初は微々たる利益だろうが、そこから新たなビジネスの種も生まれくる。

■テーマを決めて交流会を開催する

私がこれまでに開催した会は、「クリエーターの会（成功している人限定）」「格闘技好きの経営者の会」「ジョギング好きな経営者の会」「犬を飼っている人の会」「ファッションとビューティーの会」「編集者とフリーライターの会」「不動産投資交流の会」などだ。

このほかにも数十種類の会を開催したが、うまくいったもの、うまくいかなかったものなど、さまざまだった。重要なのは、コンセプトと興味対象を明確にすること。それによって人は集まりやすくなる。そして、できれば公開募集をしないこと。あくまでも質を重視するのだ。

■ミニ講演会を開催する

講師を招致して講演会を開き、講演後に交流会を開く。興味深い講演テーマを設定することで、集客は数倍ラクになる。著名人を招致することが難しければ、ご利益度を高くする。「はじめての海外株投資」「月20万円儲かる不動産投資術」「50歳からはじめる相続入門」「50歳からの脱サラ起業術」など、参加者がメリットを感じるテーマはたくさんある。

■出会いや恋愛をテーマに開催する

会社員が副業でも行いやすいのが「恋愛・婚活支援サービス」。いわゆる合コンをセッティングしたり、出会いやお見合いのパーティーを主催するのだ。専門的な技術や知識は必須ではないので、気軽にスタートできる。

■スポーツをテーマに開催する

ジョギング、ゴルフ、ヨガ、山登り、釣りなどをテーマに交流会を開催する。この手の会は、利益を取っているという空気はあからさまに出さないのがポイント。ここで出会った人たちと新しいビジネスを創出するほうが健全だ。

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最初から50人とか１００人規模の会を催す必要はない。まずは10人から開催してみる。重要なことは「必要な人だけ選んで集める」ということだ。「紹介して喜ばれる人」だけを集めることで会は永続的に続けられる。