1年後の今日、あなたは幸せだろうか?

2021/08/20

男性力アップ術20210709/

1年後の今日、あなたはどんな暮らしをしてるだろうか? できれば「今よりも幸せに、楽しく暮らしている姿」を想像してみてほしい。その「1秒の妄想」から、幸せな未来への扉が開かれる。


■時間の使い方は「命の使い方」

「時間の使い方は、そのまま命の使い方である」と『置かれた所で咲きなさい』の著者、渡辺和子氏は述べている。今の1秒1秒が苦しいなら、1日、1カ月、1年間は同じく苦しく、一生もまた苦しいだけになる。人生の最期に後悔するのは明白だ。

何はともあれ、心の苦しみはできるだけ早く除去しなければならない。まずは今の1秒を楽しくし、苦しみの原因をやっつけるか、逃げるか、の決断をしなければならない。

■あなたは「シフトの1秒」をつくれるか?

「こんな人生うんざり」「もう、仕事に魂を売りたくない」「みじめだな…」と愚痴を言っているだけでは1年後もそのまま、一生もそのまま、残るのは後悔だけだ。

ここで、「1秒の現実逃避」ができる人は変われる。「えーい! 悩んだって仕方ない。海を見に行こう」。この1秒を考えたことで、海を楽しむ1年間がつくられる。さらに、海の香りが漂う10年間が作られる。

「生きることを楽しむ選択」を自分で行った結果、後悔のない人生がつくられる。そのきっかけこそが「1秒現実逃避」である。

■1年前からの悩みにケリをつける

1年前も今と同じようにウジウジ悩んでいたことはないか? もし、何か思い当たるなら、できるだけ早く除去しよう。ウジウジが一生続く可能性がある。今年よりは来年、来年よりは5年後、10年後の方が「慣性の法則」が働いて、ウジウジから抜け出せなくなる。

■逃げるは幸福のはじまり

仕事、収入、家族、人間関係など、1年前から悩んでいることがあれば、解決策は「逃げる」ということ。逃げずに戦っているからつらいのだ。

ここで逃げたとしても、その後の幸福度が上がるなら、あなたは決して負け組ではない。私もかつて、会社生活から逃げたが、結果的に大きな幸福を得た。

■1秒の妄想が1年を変える

18年前に脱サラした私は2人の子供と妻、住宅ローンを抱え、困窮の極みに陥った。しかし、そこでもまた現実から目をそらし、しぶとく「1年後の今日の幸福」を妄想した。

その現実逃避のたびに「何をすれば幸せにたどり着けるか?」の地図が明確になった。書籍執筆のオファーが増え、少しずつ夢がかなっていったのだ。だからこそ、どんなピンチに陥っても、「たった1秒」でいいから現実から目をそらし、1年後の妄想をしてみてほしいのだ。

■1年後の今日のために捨てるべきもの

1年後の今日が幸せであるためには、今すぐ視点をずらそう。そして心地いい場所にエスケープする。そこで、「何を捨てるか?」を考える。

世間体か、こだわりか、肩書きか、収入か…。今を不幸にしている大きな何かを捨てることで、前向きな時間が流れ込み、1年後の今日の幸せが手に入る。少なくとも目の前の景色はガラリと変わるだろう。1年後のあなたの幸福度アップが楽しみだ。

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この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


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