テストステロンを高める「ベンチプレス」のやり方

堀江メソッド筋トレ20230614/写真①

私(吉田)が運営する東京・銀座の「ロジカルジム」は、長く通っていただいているお客さまが多いのが特徴です。運動を継続しなければ身体の機能は衰えていくので、無理のない範囲で継続し、同時に身体のケアも行うことに重きを置いています。

なにより、継続することで体形や体重に結果が出てきます。それが自信になり、それまで気をつけていなかった服装や髪形など、身だしなみのケアを始める人が多いのも特徴です。女性トレーナーの目線からも、どんどん魅力的な男性に変化されていかれます。

そんな男性会員の人気トップのトレーニングが胸を鍛える「ベンチプレス」。たくましい胸板をつくるだけでなく、姿勢の改善にも有効です。ベンチ台とバーベルが必要なため、トレーニングジムで行う人が多い種目ですが、自宅でも胸を鍛えるトレーニングは可能です。


【やり方】

ベンチに仰向けに寝て、手の幅は肩幅より拳2~3つ分、広く握ります。スタートポジションは肩の真上です。その状態でバーを支えるようにゆっくり下げ、胸の真ん中あたりまで下ろします。

堀江メソッド筋トレ20230614/写真①

その後、肩がベンチのシートから離れないようにしてバーをスタートポジションに戻します。

堀江メソッド筋トレ20230614/写真②

オリンピックバーの場合、バーの重さだけで20キログラムありますので、最初はプレート(おもり)を付けずに行いましょう。これを1セット10回の3セットを目安に行います。

ベンチプレスは広く知られていますが、ケガをしてしまう人も多い種目です。特に肩を痛める人が多いのですが、原因の多くはフォームの乱れです。最初はトレーナーを付けて正しいフォームを教わることから始めましょう。

自宅でできる胸のトレーニングは、腕立て伏せです。床に手をつく幅をベンチプレスと同じ幅で行います。両手を結んだ線よりも、顔が上にくるように身体を下ろします。このとき、背中は真っすぐにして、ベンチプレスを逆さにした状態をイメージするとよいでしょう。

【堀江メソッド】

厚い胸板を作ると夏にTシャツを着たくなります。筋トレの基本は、筋肉収縮を繰り返すことで乳酸が蓄積して、筋肉の発達に重要な成長ホルモンが分泌されます。ですのでこれ以上はできないという限界にチャレンジすることが大事です。ベンチプレスはジムではトレーナーの指導の下でオリンピックバーを上げますが、トレーナーがいない場合にはベンチに横になりダンベルで代用することもできます。トレーニング前には肩甲骨の周りの筋肉をストレッチで柔らかくして、けがを防ぎましょう。

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この記事の監修者

堀江 重郎

堀江 重郎

1960年生まれ。東京大学医学部卒業。日米で医師免許を取得。国立がんセンター中央病院、杏林大学講師を経て帝京大学医学部主任教授に就任し、日本初の男性更年期外来を開設。2012年に順天堂大学医学部教授に就任。日本抗加齢医学会理事、日本Men's Health医学会 理事長を務める。『ホルモン力が人生を変える』他著書多数。テレビ番組の出演、監修も多数。


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