テストステロンを高める「腰のストレッチ」
ロジカルジムではお客さまに、トレーニングの前後にトレーナーとペアストレッチを行うようにアドバイスしています。そのほとんどの人は肩や背中が硬すぎて自分で押すのに疲れてしまう人たちです。トレーニングと合わせてストレッチを継続することでトレーニングの効率も上がりますし、「肩がこりにくくなった」「階段でつまづかなくなった」などの改善がみられています。
今回は股関節の柔軟性を高めるストレッチです。男性は女性よりも骨盤が小さいので、股関節の遊びが少なく、動作が小さくなって硬くなりやすいようです。また、筋肉量が多いため、使わないとより硬くなる傾向にあります。
【やり方】
座って開脚するスタイルの股関節のストレッチです。正しいフォームで開脚できる人が少ないので、正確なスタイルでのストレッチ方法を説明します。
まず、座った状態で足の裏を合わせ、その足が離れないように手で押さえ、膝を外に開きます。
膝を床に近づけますが、この時「腰を立てる」ことがポイントです。
次に、肘・膝を着き、両腕を前に着きます。膝は外側に向けて開き、カエルのような足の形を作ります。
そのまま肘・膝の位置を変えずにお尻を後ろに引きます。
後方と前方に体をスライドさせ、少しずつお尻を深く後ろに引いていきます。
このストレッチは皆さんそれぞれの身体の柔軟性に合わせた範囲でけっこうですが、毎日継続的に行いましょう。特に、トレーニングの前に行うとよいでしょう。自分でのストレッチに限界を感じる人は、専門店も活用してください。
【堀江メソッド】
腰痛の原因として、股関節や周囲の筋肉の柔軟性が低下するがが注目されています。股関節の動きが制限されると、腰や背中に負担がかかるからです。この股関節の柔軟性をケアするためには、股関節をほぐす必要があります。股関節のストレッチでは、自分は姿勢の維持と脚の筋肉に集中し、トレーナーに股関節を開いてもらいます。筋肉を伸ばして大きなストレッチ効果を得るためには、トレーナーとのペアストレッチが効果的です。
この記事の監修者
堀江 重郎
1960年生まれ。東京大学医学部卒業。日米で医師免許を取得。国立がんセンター中央病院、杏林大学講師を経て帝京大学医学部主任教授に就任し、日本初の男性更年期外来を開設。2012年に順天堂大学医学部教授に就任。日本抗加齢医学会理事、日本Men's Health医学会 理事長を務める。『ホルモン力が人生を変える』他著書多数。テレビ番組の出演、監修も多数。
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