テストステロンを高める「胸ストレッチ」のやり方

堀江メソッド筋トレ20230705/写真①

テストステロンをアップする方法として、筋肉トレーニングの重要性はこれまで述べてきた通りです。ただし、トレーニングは筋肉を緊張させます。ストレッチなどで筋肉のケアをせずに放置してしまうと、筋繊維が収縮したままになり柔軟性が低下します。

そのため、トレーニング後は必ず、鍛えた部位のストレッチを行い、筋肉の緊張をゆるめ、柔軟性を高めることをおすすめします。

ストレッチには柔軟性を高めるだけでなく、関節の可動域や姿勢の改善、血行促進などの効果もありますので、日々のボディーケアに取り入れていきましょう。

ここでは胸のストレッチを紹介します。胸のストレッチは胸筋がほぐれるだけでなく、呼吸が深くなったり、猫背の改善が期待できます。


【やり方】

壁の横に立ちます。

堀江メソッド筋トレ20230705/写真①

壁側の腕の肘を壁に当てます。肘の高さは肩よりも2~3センチ高いところに置きます。

堀江メソッド筋トレ20230705/写真②

肩が上がらないように注意し、肘の角度は90度くらいになるよう、自分の立ち位置を調整します。

その状態で肘を置いたまま、半歩前に出ます。

堀江メソッド筋トレ20230705/写真③

この時点でも伸びを感じますが、さらにできる人は、壁と反対方向に身体を向け、よりストレッチをかけていきます。

この胸ストレッチをする際は以下のことに注意してください。

①ストレッチできる角度や幅は人によって異なります。ストレッチがかかっていると感じた時点でとどまり、徐々に伸ばしていきましょう。

②ストレッチ中は呼吸が止まることのないように気をつけましょう。深呼吸をしながら行うと、より効果的に筋肉を伸ばすことができます。

③冷えた身体で行うより、温まった状態のほうが伸ばしやすくなります。柔軟性に自信のない人はお風呂を出た後に行ってみましょう。


【堀江メソッド】

日常生活の姿勢や動作から、知らないうちに体に歪みが出て筋肉は硬くなっていきます。関節の可動域も狭まるのでストレッチは大切です。一方、筋トレで収縮・弛緩を繰り返した筋肉も硬くなるため、運動後にストレッチングを加えることで緊張が残っている筋をリラックスさせます。運動後のストレッチングはクールダウンともいわれ、動きを伴わず数秒間伸ばし続ける「静的ストレッチ」が有効です。

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この記事の監修者

堀江 重郎

堀江 重郎

1960年生まれ。東京大学医学部卒業。日米で医師免許を取得。国立がんセンター中央病院、杏林大学講師を経て帝京大学医学部主任教授に就任し、日本初の男性更年期外来を開設。2012年に順天堂大学医学部教授に就任。日本抗加齢医学会理事、日本Men's Health医学会 理事長を務める。『ホルモン力が人生を変える』他著書多数。テレビ番組の出演、監修も多数。


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