男性のおしゃれの定義が今まさに変わろうとしています。わずか1万円ほどの出費で、はやりのオフィスカジュアルをカッコよく身にまとう方法をお伝えしましょう。
わずか1万円の範囲内でオフィスカジュアルをマスター
「えっ、高い服じゃなくてもOKって本当?」
ブランドスーツでバリバリ働いてきたバブル世代にとっては驚きかもしれません。
「おしゃれですね」と女性が思わず反応してしまう「男性おしゃれの定義」が今まさに変わろうとしています。
オフィスカジュアルという言葉が浸透し、脱スーツの動きが加速した結果です。
その影響から、お金をかけなくても十分カッコよく見える時代にシフトしました。
とはいえ、長年スーツになじんできた世代にとって、「今さらカジュアルを着よう」なんて言われてもイメージが沸かないのではないでしょうか。
そんな男性たちが「オフィスカジュアルの一歩を踏みだす」こと、しかも「お小遣いの範囲内で十分カッコよく仕上げる」という2点を軸にお伝えします。
人生100年時代と言われています。スーツ以外の服も学び、定年後も充実したプライベートを楽しみましょう。
今回は、スーツでもオフィスカジュアルでも、どちらにも大事な「清潔感」についてお話しします。
清潔感は先端に宿る
20-30代のころは、その若さで清潔感を十分カバーできていました。
ところが、年齢とともに顔のシワが増え、毛髪も薄くなってくることもあり、身なりから発する清潔感には劇的な差がつくのです。
捉えどころがないように感じますが、「清潔感は先端に宿る」という言葉があります。
ホテルマンの間に伝わる言葉で、「(お客の)全体の雰囲気を察するとき、端をチェックして全体を捉える傾向がある」という意味合いです。
つまり、毛先・つま先・指先という体の先端をピシッと整えれば、清潔感はつくれます。では、服装における先端は、どこにあたるでしょうか。
それは「ネクタイの剣先」「シャツの襟先」「ジャケットの袖先」です。たとえば、ジャケットの袖からシャツを1-1・5センチ程度チラ見せします。
ヨーロッパでは「シャツは下着」という位置づけで、袖先から少し出すのはジャケットの袖裏に皮脂が付くことをガードするためです。
ジャケットからチラッと見えたシャツ袖は、視覚的なメリハリを効かせる効果もあります
おさらいです。
中高年男性が清潔感をかもし出すには、まずネクタイの剣先、シャツの襟先、ジャケットの袖先といった「先端」に気を遣い、ビシッと決めることです。
忘れず覚えておきましょう。
当サイトのファッションコーナーでは、学校や家庭では教わらなかった「実用的な服の知識」を具体的に紹介していきます。
お小遣いの範囲内、具体的には1万円以内でできることばかりなので、すぐ取り入れることが可能です。人生100年時代を楽しみましょう!
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