テストステロンが高く生殖能力がずば抜けている有名人や歴史上の人物

幸せおじさん2022年11月16日

厚生労働省が2022年に発表した、21年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産むと見込まれる子供の数)は1.30まで低下しています。戦後の第1次ベビーブーム期には4.3でした。この少子化傾向は、晩婚化および非婚化による未婚率の上昇、共働き夫婦の増加と子育て環境など、社会的変化が原因とされています。

一方で医療分野に目を向けると、男性機能を維持向上するテストステロンを上げることが生殖能力を高め、少子化を改善する一助になるとも考えられます。そこで今回は、テストステロンが高く生殖能力がずば抜けていると思われる著名人や歴史上の偉人を、エピソードとともに紹介します。


■ミック・ジャガー(1943年~)

世界的なロックバンド「ローリング・ストーンズ」のボーカルで、現在79歳。複数の女性との間に8人の子供がいます。しかも、8人目の子供は73歳のときに誕生しました。

そんなミックの趣味は、健康維持、サッカー観戦だそうです。ロックの不良イメージとは裏腹に、健康に気遣っているのです。1980年ごろまでは不健康な生活だったようですが、以降は健康とサッカーに集中。イングランド出身のミックはプレミアリーグ・アーセナルの熱狂的ファンとしても知られていますが、応援している人やチームが活躍するとテストステロンが上がることが分かっています。“推し活"はとても良い趣味なのです。


■ヤセル・アラファト(1929~2004年)

パレスチナのゲリラ指導者で政治家のアラファトはイスラエルに対する多くの武装闘争を主導しましたが、のちに穏健路線に転じ、イスラエルとの歴史的和平協定を果たしてパレスチナ自治政府を設立しました。94年にはノーベル平和賞も受賞しています。

アラファトには子供が20人いましたが、血のつながった子供は60歳で結婚したスーハ夫人との1人だけです。60歳という年齢は彼の精力の強さを物語っています。また、自ら主導した闘争によって孤児となってしまった子供たちを養子に迎え、生活の面倒をみたことも“社会性のホルモン"と言われるテストステロンが高い証拠ではないでしょうか。


■徳川家斉(1787~1837年)

江戸幕府の11代将軍、徳川家斉は40人の女性との間に53人の子供がいたそうです。やはり健康に気遣っており、牛乳を煮詰めてタンパク質を凝縮させた「白牛酪(はくぎゅうらく)」というプロセスチーズのような乳製品を積極的に食べていました。

プロセスチーズに含まれる亜鉛やタンパク質は、精子や筋肉を作るうえでとても重要です。また、家斉は鷹狩りが趣味だったそうです。“狩猟のホルモン"であるテストステロンは獲物を捕まえるまでのプロセスで上昇し、獲物を獲った時に頂点に達します。諦めず獲物を持ち帰る!という執念もテストステロンに裏打ちされます。

【一般社団法人1UP学会】

男性医療に関する最新医療技術や情報の啓発・広報活動を行う医療専門団体。テストステロン補充療法による専門外来を東京都千代田区の日比谷国際クリニック(http://www.hibiyakokusai.or.jp)で実施している。


【堀江メソッド】

現代では徳川家斉のような鷹狩りはできませんが、魚釣りがテストステロンを上げることがわかっています。道具や釣り方を試行錯誤し、やっと釣れた時は何とも言えない興奮と達成感を味わえます。その興奮や達成感は、難しいターゲットでさらに強く感じることができるでしょう。

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この記事の監修者

堀江 重郎

堀江 重郎

1960年生まれ。東京大学医学部卒業。日米で医師免許を取得。国立がんセンター中央病院、杏林大学講師を経て帝京大学医学部主任教授に就任し、日本初の男性更年期外来を開設。2012年に順天堂大学医学部教授に就任。日本抗加齢医学会理事、日本Men's Health医学会 理事長を務める。『ホルモン力が人生を変える』他著書多数。テレビ番組の出演、監修も多数。


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