話題の自毛植毛ロボットARTAS(アルタス)の特徴!クリニックも紹介

2021/12/26 自毛植毛

話題の自毛植毛ロボットARTAS(アルタス)の特徴!クリニックも紹介

薄毛治療を検討している人の中には、医療用ロボット「ARTAS(アルタス)」による自毛植毛の施術について知っている人もいるでしょう。そのほかの植毛方法と比べて、どのような違いがあるのか気になりますよね。

この記事では、自毛植毛ロボットARTAS(アルタス)の特徴や施術に対応しているクリニックについて紹介します。


ARTAS(アルタス)による自毛植毛とは?定着率は変わらない

ARTAS(アルタス)は、自毛植毛で用いられる医療用ロボットです。

自毛植毛用のロボットというと、ドナー採取から移植まで一貫して行うイメージを抱く人もいるかもしれませんが、ARTAS(アルタス)が関わるのはドナー採取の過程で、コンピューター制御の下で株をくり抜きます。ドナー採取後の看護師により株分けや、医師によるドナーの移植の過程は行わないので、定着率に違いはありません。

FUTやFUEとの違い

国内では一般に、FUTやFUEによる自毛植毛の手術が行われています。それぞれの自毛植毛の特徴は以下のとおりです。

  • FUT法:
    AGAの影響を受けにくい後頭部から、ドナーを採取して薄毛部分に移植する手術方法です。大量植毛にも対応できますが、後頭部に横1本のライン状の傷跡ができます。短髪でなければ、傷跡を隠せます。
  • FUE法:
    後頭部全体から、医療用パンチでドナーを1本1本くり抜く方法です。FUT法と同じく、後頭部からドナーを採取しますが、傷跡は後頭部全体にまばらにできます。多くの場合、手術前に髪の毛を刈り上げる必要があります。また、短髪の場合、自毛植毛による傷跡が目立つこともあります。

FUTとFUEの違いについて【傷跡にも違いがあるFUTとFUEとそれぞれの特徴とは】で詳しく解決していますので、合わせてご覧ください。

ARTAS(アルタス)で自毛植毛を受けるメリット

ARTAS(アルタス)による自毛植毛のメリットは、正確な処置が可能なことです。具体的には以下のとおりです。

全毛根の切断率が低い

医療用パンチを手動で使うFUE法では、ドナーが途中で切断されるデメリットがあります。ARTAS(アルタス)は機械操作でドナーのくり抜き行うので、全毛根の切断率が8%と低い特徴があります。

ドナーをムラなく採取できる

FUE法は手作業で行うため、ドナーの採取部位にムラが起こることがあります。ARTAS(アルタス)はコンピューター制御の下、自動で万遍なくドナーを採取することが可能です。

人為的なミスが少ない

自毛植毛のドナー採取は、緻密な作業が続くため、一定の集中力を必要とします。ARTAS(アルタス)は医療用ロボットなので、人の手によるムラが起こりにくい特徴もあります。

ARTAS(アルタス)で自毛植毛を受けるデメリット

正確なドナー採取が可能なARTAS(アルタス)ですが、デメリットもあります。ARTAS(アルタス)による自毛植毛のデメリットは以下になります。

ドナー採取による傷跡が目立つ可能性がある

ARTAS(アルタス)で使用するパンチの長径は1.2㎜。通常のFUE法で用いられる医療用パンチの長径は0.9~1.2㎜のため、ドナーのくり抜きによる点状の傷跡が気になることもあります。

ただ、日本人の毛は太い傾向があるので、FUE法では1㎜以上の医療用パンチを使うのが一般的です。

後頭部の高い位置から採取が必要

ARTAS(アルタス)は後頭部の真ん中部分からドナーを採取しやすい一方で、側頭部からの採取が苦手な特徴があります。通常、自毛植毛施術のドナー採取は耳の上側2㎝の範囲からドナーを採取しますが、ARTAS(アルタス)はドナーの採取位置が高くなることがあります。

人によっては、AGAにより頭頂部付近が薄毛になることもあるので、後頭部の上部分の毛を採取しても、ドナーとして機能しない可能性もあります。

ARTAS(アルタス)による自毛植毛の口コミ

ARTAS(アルタス)による自毛植毛の口コミ

ARTAS(アルタス)による自毛植毛を受ける上で参考にしたいのがブログでの体験談や掲示板などの口コミです。ここではARTAS(アルタス)で自毛植毛を受けた人の口コミを紹介します。

「とにかく安いのでアルタスを選びました。広くなったおでこの自毛植毛を受けましたが、密度はそこまで満足していません。2回目の自毛植毛を検討中です。」
(32歳/会社員)
「年々広くなっている生え際が気になり、アルタスで自毛植毛を受けました。1年後、ばっちり毛が生えて満足しています。ネットではアルタスの良くない口コミもみますが、自分に合った治療を受けるのが大切なんじゃないかな。」
(29歳/IT)

良い口コミには、費用の安さや施術への満足感が書かれています。一方で、悪い口コミの中には仕上がりに満足いかない、失敗したというものがありました。

ARTAS(アルタス)はドナーの採取のみ行うので、定着率は別の話です。ただし、広い範囲の薄毛を改善して密度をアップしたい場合は、複数回の施術を見据えて施術を受ける必要があるでしょう。

ARTAS(アルタス)を行っているクリニックを選ぶときのポイント

国内のAGAクリニックの中には、ARTAS(アルタス)による自毛植毛を行っているところもあります。ここでは、クリニック選びのポイントについてみていきます。

FUTやFUEも行っているクリニックを

他の方法と同じように、ARTAS(アルタス)にもメリットやデメリットがあります。ARTAS(アルタス)で自毛植毛を受けたい人は、選択肢のひとつとして選ぶのがおすすめです。

クリニックの中にはアルタスを使用する医師自身がFUE法を極めていない例もあります。そのため、ARTAS(アルタス)による自毛植毛を受けるときは、FUTやFUEにも対応しているクリニックを選びましょう。

医師や看護師の対応

AGAクリニックの中には、カウンセリングでの説明を十分行わないところもあります。男性の最大のコンプレックスのひとつでもある薄毛には、特に細やかな対応が必要です。

納得してARTAS(アルタス)による自毛植毛を受けられるよう、患者の不安にきちんと耳を傾けてくれるクリニックを選びましょう。

モニター価格のメリット、デメリットを把握

AGAクリニックの中には、モニターを大々的に募集しているところもあります。モニター価格の理由をしっかり把握して、質の低い治療を受けることにならないように、モニター価格のメリット・デメリットをクリニックに質問しておきましょう。

ARTAS(アルタス)が受けられるクリニック

一昔前までは、湘南美容グループを中心にARTAS(アルタス)による自毛植毛が広く行われていましたが、現在は対応しているクリニックは限られています。

TOMクリニック

幅広く薄毛治療に対応しているAGAクリニックで、大阪にも分院があります。

AGAクリニックの中には、薬の治療だけだったり、自毛植毛だけだったりと限られた治療法のみを行っているところが少なくありません。しかし、TOMクリニックでは、薬やメソセラピーによる治療だけでなく、ARTAS(アルタス)による自毛植毛や再生医療を用いた薄毛治療にも対応しています。

ARTAS(アルタス)による自毛植毛にかかる費用は、グラフト数ごとに費用を設定。1000グラフトの移植は418,000円で、別途基本料金385,000円や検査代がかかります。

まとめ

ARTAS(アルタス)はドナーをくり抜いて採取する医療用ロボットで、正確な処置が受けられます。自毛植毛の移植は医師が手作業で行うため、クリニック選びが大切です。

ARTAS(アルタス)による自毛植毛を受けたい人は、記事で紹介した内容を参考に施術を検討してみてください。

  • 参考文献
    ・ヨコ美クリニック https://www.yokobikai.or.jp/index.html
    ・内科総合クリニック人形町 https://ningyocho-cl.com/hair/
    ・Forbes JAPAN https://forbesjapan.com/articles/detail/42254
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