男女で「秘め事」を話す時に守るべき鉄則とは?

2021/06/23

幸せおじさん2021年6月25日

「性の話をフラットに話したいけれど、あまりうまくいかなかった」

久しぶりにお茶をした女友達が肩を落としながら嘆いています。

話を聞くと、男性からマスターベーションについて聞かれた時、さらりと「しているよ」と答えたら、「いつしているの?」「どんな時?」「頻度は?」と結構ガツガツと質問され、心がぐったりとしたそうです。

私も似たような経験がいくつか…ではなく相当あります。「アダルトグッズを販売している会社で働いていた」と小耳に挟んだ人からズケズケとプライベートな質問が飛んできて疲弊してたことがしばしば。

この気持ちをわかっていただくために、「お金」で表現してみます。

「お金」も結構プライベートな話だと思いますが、会って間もない人に唐突に「いくら貯金しているの?」「給料いくら?」「ボーナスは?」とズケズケと聞かれることを想像してください。ゲンナリしませんか。

その心の重みは、相手の知的好奇心を満たすためだけに自分が犠牲になっているからだと思います。そんな人と会うたびに私は、「消費されてるなぁ」と感じます。だって相手からは何も得るものがなく、ひたすら身が削られていくような感覚なんですから。

プライベートな会話をする場合は、相手がどんな人であれ気をつかうことが大切。最低限、「嫌なら嫌と言ってくださいね」という前置きの言葉と、その話を聞く目的は必要。また、相手から情報を聞くだけではなく、しっかりと自己開示の準備ができてから聞くようにお願いします。

私の友人も、「もし彼が『こういう話を女性から聞くことが初めてで、可能な範囲で教えていただきたいのですが』と前置きがあれば違う気持ちだった」と話していました。

私の場合は、プライベートな話を聞かれた時「あなたはどうですか?」と聞くようにしています。自分が傷つかないよう、相手の答え方次第で自分がどう接するかを決めるのです。

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この記事のライター

工藤 まおり

工藤 まおり

フリーランスライター。津田塾大学数学科卒。大手人材会社を経て、セクシュアルウェルネスメーカー、TENGAの広報に転職。女性向けセルフプレジャー・アイテムブランドirohaのPRなどに携わった後、この春フリーランスに。PR業務、恋愛・性・キャリアに関するコラムを執筆。


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