私は2021年も「性」と「ジェンダー」を発信し続けます
正月休みはステイホームのせいか、時が長く感じました。物事を深く考える時間が増えたせいか、少しずつ性に関する真面目な発信がオープンになり、性の多様性というものが議論されるようになってきたと感じています。
タレントのSHELLYさんがYouTubeで性教育チャンネル『SHELLYのお風呂場』を開設したり、大手文具メーカーのコクヨが、性別欄のない履歴書の販売を始めたりなど、昨年12月までにも動きがありました。今後どのように社会が変わってくるのかがワクワクしています。
10年ほど前なら、タレントさんが性教育チャンネルを開設することや履歴書から性別の記載がない履歴書が発売されることなんて考えられなかったと思います。
「性の話」をするだけで「簡単にセックスができる女」と解釈され、真面目に性を話すことなんてできませんでしたし、セクシャルマイノリティに関する批判的な声も今以上にありました。
「性」に関しては、ヒワイな話題と結びつけられることも多いですが、最近は「妊活」「射精障害」「性教育」「ジェンダー」など、真面目な側面がクローズアップされ、「性と共に生きる」ために必要不可欠な知識が広まってきました。
苦手な方も、目を背け続けるのではなく、大切な話を分別して見つめていくことが大切だと本当に強く思います。
少子化対策の妊活や不妊治療が大きな政治テーマのひとつになりそうな2021年。今まで生きてきた価値観とは別のものを受け入れがたい方もいるかもしれません。その壁を1回だけでも外してみてはいかがでしょうか。
性教育も、望まぬ妊娠を防ぐことや子供の体を守るためには必要です。多様なジェンダーを受け入れることは、個々の幸せを尊重することです。
性やジェンダーを発信することは、性に関して悩む人を減らし、ひいては経済を動かす原動力にもなると信じて今年も私は発信を続けていこうと思います。
この記事のライター
工藤 まおり
フリーランスライター。津田塾大学数学科卒。大手人材会社を経て、セクシュアルウェルネスメーカー、TENGAの広報に転職。女性向けセルフプレジャー・アイテムブランドirohaのPRなどに携わった後、この春フリーランスに。PR業務、恋愛・性・キャリアに関するコラムを執筆。
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