「性」のキーワード、5年で倍増
タレントのSHELLYさんがYouTubeに開設した性教育チャンネル「SHELLYのお風呂場」が、先月は約180万回を超える視聴数を記録。「性」をオープンに話す機会が確実に増えてきました。
「月刊TENGA(34号)」の調べによると、新聞とビジネス誌(およびそのオンライン版)、テレビで「マスターベーション」をキーワードにした報道件数は、2015年が16件、19年に40件、20年に35件と推移しています。
中身を見ると、15年頃は、誤った方法のマスターベーションが引き起こす、射精障害の危険性についての記事が散見されました。それが、20年になると、マスターベーションに関する医学的な知識を紹介する同様の記事の中に、「ネット」や「アプリ」といった言葉が飛び交い、スマートフォンの普及と性の話題の一体化がみてとれます。
感染症拡大に伴って若年層の妊娠相談も増え、緊急避妊薬の薬局での販売を政府が検討に入ったことをきっかけに、「性教育」の範ちゅうも広がりを見せています。
不妊治療が女性だけの問題ではないことの理解とともに「男性不妊」が話題にのぼるようになり、女性特有の健康課題とテクノロジーを結びつけた「フェムテック」は企業や経済人にとって、もはや欠かせないファクターです。
「性」というジャンルでひとくくりにされ、拒絶されることも多かったことが自然と話題の中心になっています。男女の性について、「見てはいけないもの」「触れちゃいけないもの」という昔のイメージから、ようやく「正しい知識を知ることは、人として最も大切」といえる日が来ました。
こうした意識の変革を背景に、今後はますますセクシャルウェルネス市場が注目されるでしょう。案外、有望企業を知るための、就活の重要なキーワードともいえるかもしれません。お子さん、お孫さんにもタブー視することなく、性の大切さを教えてあげてくださいね。
この記事のライター
工藤 まおり
フリーランスライター。津田塾大学数学科卒。大手人材会社を経て、セクシュアルウェルネスメーカー、TENGAの広報に転職。女性向けセルフプレジャー・アイテムブランドirohaのPRなどに携わった後、この春フリーランスに。PR業務、恋愛・性・キャリアに関するコラムを執筆。
RECOMMEND
-AD-
YouTubeセミナー
-
視聴無料 セミナー
〜アメリカでのテストステロン補充療法〜
詳しくはこちら -
「男塾」配信セミナー特集
-
【共催】DANTES
-
【後援】日本Men's
Health医学会 -
【後援】日本抗加齢
医学会
ダンテス人気記事
2021/01/20
マスターベーションで男性器疾患を発見、実益も兼ねた最新「自慰マシン」
2020/04/01
AV男優になるにはどうすればいいですか【教えて!いろは先生】
2021/09/20
自毛植毛術後の後頭部はどうなる?どれぐらいで生えてくる?
2020/09/17
自毛植毛で後悔! 施術リスク(副作用や後遺症)に潜む悲劇…
2020/04/03
中高年を襲う男性更年期障害チェックリストと高める術
2021/10/09
中高年の性生活の実態調査公表
2020/04/02
ED(勃起不全)は実は大病のサイン、見逃すと怖い事態に
2020/04/02
ED治療薬とは?仕組みから効果まで徹底解説
2020/07/31
ED治療のオンライン診療とは?対応しているクリニック5選
2021/10/16
あなたのLINE、女の子をイラ立たせる「おじさん構文」になっていませんか?
2020/06/12
包茎の種類とそれぞれの手術・治療方法を分かりやすくご紹介
2020/04/03