「テストステロンが高い男性ほど、青より赤を好む」。これは２０１３年、イギリスのサンダーランド大学で行われた実験結果です。ビッグボスこと日本ハムの新庄剛志監督が会見で着ていた赤いスーツを見ていて思い出しました。前回もお伝えした通り、赤を身に着けることはテストステロン分泌に関係しているのです。

男性ホルモンであるテストステロンは加齢に伴い低下していきます。これが男性更年期障害などの原因になるともされています。そのため、日光浴や筋トレなど、生活習慣の工夫が注目されていますが、ファッションも重要な要素を担っています。

前述した実験結果は、テストステロンが高い男性が好む色の傾向を証明しただけのものですが、寒色や暖色という区分からも分かるように、人は色から伝わる感覚を無意識に受け入れているところがあります。

だからこそ赤色を積極的に取り入れ、気力を高めていきたいものですが、取り入れ方に悩む人も多いのではないでしょうか。私も含め、昭和生まれの男性にとって、赤色は女性のものでした。「赤を身に着けた自分の姿を他人に見られることに恥ずかしさを覚える」。その気持ちは理解できます。そこで今回は「赤系のボクサーパンツ」を紹介します。

実際には赤に近いピンク色で、その分マイルドな印象で肌になじみます。何より下着は他人に見せるものではないからこそ、見られる恥ずかしさを感じません。ただし、２点ほど注意点があります。

このボクサーパンツは股上が浅いため、その履き位置は腰になります。また海外ブランドのため、サイズは日本ブランドとは別物です。Ｓサイズが日本ブランドのＭサイズ相当になるため、ワンサイズ小さめを選びましょう。

毎晩風呂に入る前を想像してみてください。鏡に映った赤系ボクサーパンツの姿を見れば、自分がプロボクサーになったような気分で、盛り上がることは間違いありません。

ボクサーパンツというデザインに慣れていない人もいるでしょう。それでもぜひチャンレジしてほしいのです。というのも、ファッションに限らず、「挑戦すること」自体がテストステロンの分泌を促すからです。

新年に下着を新調すること自体、気分一新の意味合いがあります。今年は「赤」でガンガン攻めていきましょう。

【写真】伊勢丹メンズ館Ｂ１フロア「カルバンクラインのローライズボクサー」（セール価格３３１１円）