オジサンも「赤」を着よう!クリスマスシーズンを華やかに過ごせるアイテムをご紹介
『整える習慣』(日経ビジネス人文庫)という書籍が注目されています。順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏が自律神経を整えることの重要性を紹介する内容で、メンタル、フィジカル面のコンディショニングをいかに整えるかについても書かれていました。
同書に「翌日のシミュレーションがロケットスタートを生む」という項目があり、その中に「明日着る服を決めておく」という文章がありました。「前日のうちに決めておいた服を着るのは、一日を正しく始める儀式でもあります」という内容に私は深く共感しました。
長期間におよぶコロナ禍で外出自粛やリモートワークが普及し、多くの人が外出着を選ぶ面倒くささから解放されました。毎朝手に取る服も白、黒、グレーなどのモノトーンや、ネイビー、ベージュなどベーシックカラーばかりになっているかもしれません。
モノトーンやベーシックカラーは安心感があり、気持ちが落ち着きます。コンディションを整える色合いであることはたしかです。
しかし、その一方で「明日着る服を選ぶ楽しさ」は少し失われてしまっているかもしれません。
そこで前回は、暗い色合いの服装の人が増える街中で、温かみのあるコーデュロイ素材の「白パン」をはき、明るい印象を演出する「冬モテ服」を紹介しました。
折しも、街ではイルミネーションが点灯し始め、クリスマスムードを意識したディスプレイが現れています。そこでは、クリスマスカラーの赤やグリーンが多く使われています。
普段の服装ではほとんど使わない赤やグリーンですが、11〜12月には、あえて主役の色として使ってみるのもいいと思います。赤は彩度の高く鮮やかなほうがクリスマスらしさがありますが、華やかすぎる色に抵抗感を抱く人もいることでしょう。その場合はボルドーカラーを選ぶことをおすすめします。
真っ赤からボルドーカラーにトーンダウンさせると、ベーシックカラーの白、黒、ネイビーのほか、カーキ色にも合わせやすく、色合わせには困りません。
それでもまだ抵抗がある人は、使う面積を小さくし、マフラーや手袋などの小物に取り入れてみましょう。マンネリ感を防ぎ、季節感を感じるように服装を整えることもまたコンディショニングのひとつです。この秋冬はぜひ、赤やボルドーカラーのアイテムを服装の中に取り入れてみてほしいと思います。
この記事のライター
こうの めぐみ
50代以上のデート・ファッションを提唱するパーソナル・スタイリスト。婚活中の人のプロフィル写真用スタイリングのほか、豪華クルーズ船に乗る人のスタイリングなども手がけている。日本元気シニア総研研究委員。
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