新庄剛志監督の赤いスーツに秘められたパワーとは?

2022/01/11

赤いジャケット

このコラムではファッションや服装、おしゃれに興味はあるけれど服の選び方や着こなし方がわからないという人に向けて、ファッションの知識やコーディネートのコツなどを、わかりやすくお伝えしています。

昨年末に紹介したのは、ジャケットの胸につける「雪の結晶にパール」のピンズでした。ピンズというのは、ジャケットの左襟のボタン穴も着ける小物のことです。

清楚ながら気品が漂うパールのピンズをジャケットに着けると、ジュエリーのようにきらきら輝きます。文字通り「小物」ですが、女性の目には必ずとまり、あなたへの関心度を高めてくれます。

女性は、いったん「おしゃれ」という印象を持つと、その後も継続してその男性を「おしゃれな人」と認識してくれます。女性に関心を持たれると、男性も俄然やる気が出てきますよね。

実は男性が女性に関心を持つと、男性の元気の源とされる男性ホルモン「テストステロン」の分泌が高まることが、さまざまな研究から示されています。つまり、服装によってテストステロン値=元気度を高めることができるのです。

服装とテストステロンの関係では、つい最近も象徴的な出来事がありあました。昨年、日本ハムの監督に就任した新庄剛志さん(49)の監督就任会見です。

この会見に、新庄監督は赤いスーツ姿で登場しました=写真。新庄監督自身が知っていたかどうかは不明ですが、実は「赤」という色はまさにテストステロンを最高に高める色なのです。

さらに、中に着た白シャツの襟もちょっと信じられないぐらい立たせていました。一般男性があのような格好をすることはまずありませんが、ド派手な服装で周囲の注目を高めることで、自らを鼓舞するという姿勢は見習うべきところがありそうです。

おしゃれをする時には、「この服をこんな風に着よう」とか「この小物を身に着けて気分を高めよう」という工夫が必要です。それは自分自身のモチベーションアップにつながりますし、周りの人たちへのメッセージにもなります。

おそらく新庄監督はそれが自然にできている人だと思います。実際、彼のド派手ファッション作戦は大成功でした。私には、そのセンスは謎めいていますが(笑)、少なくともテストステロン値を上げるという点では満点に近い出来だったのではないでしょうか。

新庄監督のようにド派手である必要はありませんが、今年は好きな服を着て注目を浴び、大いにテストステロンを上げてみませんか。

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この記事のライター

こうの めぐみ

こうの めぐみ

50代以上のデート・ファッションを提唱するパーソナル・スタイリスト。婚活中の人のプロフィル写真用スタイリングのほか、豪華クルーズ船に乗る人のスタイリングなども手がけている。日本元気シニア総研研究委員。


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