ウィズコロナ時代にモテるシャツは「質感」を重視して

2022/04/11

モテる男の1万円服装術20220330/2

あなたの周りにも、服装がオフィスカジュアルに変化した同僚が増えていませんか。蔓延防止等重点措置は解除されましたが、もはやビジネスファッションの基準は、コロナ以前とは別物です。とりあえずスーツにネクタイを締めていればOKという時代でもありません。

「相手やその場に合わせた着こなし」が求められる時代ですが、お相手の格好はさまざまです。そこで今回から「ウィズコロナ時代のビジネススタイル」と題し、モテるビジネスファッションについてお伝えします。1回目のテーマは、この時期からクールビズまで活躍する「モテるシャツ」です。

「女性は男性の4倍ほど色彩認知能力が高い」という話は本連載でも以前紹介しました。今回は色だけでなく「シャツの質感」にも注目します。

一般的なドレスシャツは「織り物」ですが、今回ご紹介するシャツはニットシャツと呼ばれる「編み物」です。見た目はどちらもワイシャツですが、ドレスシャツとニットシャツ、その違いは質感です。

スーツに合うドレスシャツに対して、ポロシャツのような生地感のニットシャツは柔らかでこなれた印象です。それでいてシャツ仕立てなので、しっかりした型紙でつくられています。この両立が、ネクタイの有無を問わず、ジャケット合わせをイイ感じにする秘密です。

とはいえ、ニットシャツを選ぶ際にはいくつか条件があります。私が今回のニットシャツをピックアップした理由は、「襟の切り返し」と「ボディーの色合い」です。

柔らかな質感ながらも、白襟のメリハリはきちんとした雰囲気を際立たせてくれます。また、ニットシャツは強すぎる光沢が安っぽく見えることがあるため、光沢感が悪目立ちする白ボディーは避けたいところですが、今回のシャツの色合いはニットシャツの弱点をカバーしてくれています。

モテる男の1万円服装術20220330/1

では、ニットシャツにはどんなコーディネートが合うのでしょうか。

ニットシャツはジャケパンの定番であるネイビー系ジャケットによく合います。ボタンダウンの襟型なので、ノージャケットで第一ボタンを開けてもイイ感じに見えます。下はスラックスでもかまいませんし、ワイシャツと違ってカジュアルな生地感なので、チノパンも合わせやすいですね。

汎用性が高いオフィスカジュアルシャツで、この春は女性から「ステキですね!」の声をゲットしましょう。

【写真】 THE SUIT COMPANY「ノンアイロンジャージー/ドレスシャツ」(5280円)

  • はてなブックマークに追加

この記事のライター

森井 良行

森井 良行

スタイリスト。のべ4500人を超えるビジネスマンの買い物に同行し、現在はおしゃれを学ぶコミュニティ「エレカジ大学」を主催。「日本元気シニア総研」研究委員やAll Aboutメンズファッションガイドを務める。近著は『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)。


RECOMMEND

-AD-