ウィズコロナ時代に最適! 「形状は革靴、履き心地はスニーカー」の新製品

2022/04/25

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女性は男性の足元をよく見ています。「足元の重要性」については男性もよく知っていますが、ビジネスファッションのカジュアル化に伴ってシューズも変化していることは意外に知られていません。

スポーツ庁の施策「FAN+WALK PROJECT」の開始から約4年がたちます。スタート当初に物議を醸したビジネスマンのスニーカー通勤も、思いのほか定着してきました。とはいえ、スーツにスニーカーを合わせた結果、だらしなくなってしまうのは本末転倒です。そこで今回は、リラックス感ときちんと感を両立させるビジネスシューズに着目します。

従来のビジネススニーカーの多くは、「形状はカジュアルでありながらも、素材は本革」というものですが、カジュアルなものはカッチリしたスーツになかなか合わせづらいのが現実です。

ところが、今回紹介するドレススニーカーは、当欄で以前紹介したAOKIのパジャマスーツに合わせるために開発されたもの。その名もパジャマシューズです。

そのネーミングも衝撃ですが、「形状は革靴でありながら、履き心地はスニーカー」というアプローチに驚きました。これが意外にも、従来のカッチリしたスーツに合わせやすいのです。

しかも履き口には、着脱しやすいようウォーターシューズなどによくあるストレッチ素材がついています。靴紐を解かずに着脱できるデザインなのです。

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ただし、弱点がないわけではありません。黒とライトグレーの2色展開ですが、ビジネス用途ではライトグレーは合わせの難易度が高いのです。私は黒をお勧めします。

アッパーソールのデザインは、ストレートチップとウイングチップの2種類ありますが、どちらもカジュアル見えの工夫があるため、デザインは問いません。ただし、「合わせるパンツの丈」については注意が必要です。

どのビジネススニーカーにも共通しますが、パンツ生地がシューズに乗ると足元はもたつきます。スニーカーのドレス感にかかわらず、パンツ丈は生地と靴がギリギリ触れる程度、いわゆるノークッションで合わせましょう。

ビジネスリュックやスニーカー通勤は、もはや新常識になりつつあります。その中では服と足元のバランスが一番大切です。「リラックス感」と「きちんと感」を両立しましょう。



【えとき】

AOKIのドレススニーカー「パジャマシューズ」(7689円)

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この記事のライター

森井 良行

森井 良行

スタイリスト。のべ4500人を超えるビジネスマンの買い物に同行し、現在はおしゃれを学ぶコミュニティ「エレカジ大学」を主催。「日本元気シニア総研」研究委員やAll Aboutメンズファッションガイドを務める。近著は『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)。


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