これも女性ウケ抜群!1枚で着ても華やかなシャツ

2021/06/29

モテる男の1万円服装術20210623/Men’s BIGI②

シャツは「生地感」と「前立て」の2つの工夫で印象が大きく変わることを以前の記事でお伝えしました。優秀なシャツほど、デザイン、素材、ディディールのひとつひとつが丁寧に作られています。シャツ1枚で着用したときでも、羽織り用として着たときでも、カッコよく見える工夫が数多く散りばめられています。

今回ご紹介するのは、ウィンドウディスプレイで目をひくクリーム色のシャツのコーディネートです。ひとつのシャツをどのように料理するか、について解説します。

さらっとした涼しげな肌触りのシャツは、夏素材の代表格である麻のように見えますが、実はポリエステル素材です。東レの「エバレット」というポリエステルで、優れた吸水性を持ち、肌触りが快適な吸汗・速乾素材なのです。

汗をかいてもすぐに乾き、快適に過ごせることが特徴ですが、夏は洗濯回数も多くなりますので、素材の耐久性も大切です。

夏場の麻素材はおしゃれですが、暑い中でアイロン掛けをすることを考えると、着用するのを控えがちの人もいそうです。しかし、ポリエステルは多くの洗濯回数にも耐えます。そのうえ速乾性抜群のエバレットは今後、日本の夏に欠かせない素材となりそうです。

少し黄味がかったクリーム色は、真っ白のシャツよりやわらかな雰囲気に見え、大人の男性の余裕を感じさせてくれます。

夏だからといって原色や派手な柄もののデザインの服を着る人は日本の男性ではまだ少数派です。結局、夏でも少しくすんだグリーンや茶色、黒、ネイビーなどの色の服を着る人のほうが圧倒的に多いでしょう。そうした色の服を着る場合、やさしいクリーム色のシャツはしっかり受け止めてくれるのです。

袖のデザインも重要です。長袖シャツだと体温がこもってしまい、暑さから解放されません。だからといって、わきの下がぶかぶかに開いた半袖シャツを着てしまう人を見かけると、残念な気持ちになります。

比較的若い世代の人でも、そのようなぶかぶかのシャツ姿の人を多く見かけます。それに対し、七分袖のシャツは袖をさりげなく一折りすることで暑さを緩和でき、上品さも保てるので、女性ウケは抜群です。

インナーに、タンクトップやTシャツ、薄手のニットなど、さまざまなトップスを合わせることもできるので、1着持っているとかなり重宝するはずです。

シンプルなクリーム色で細部にこだわったシャツを持っていると、プライベートでもビジネスでも、シャツの料理法(=着こなし法)は格段に広がります。また、夏に薄手のストールを巻くのも普通になってきました。梅雨時期をさわやかに過ごすためにも、たまにはウィンドウディスプレイを見てじっくり研究してみましょう。


【写真】はMEN‘S BIGIの接触冷感七分袖シャツ(1万4300円)

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この記事のライター

こうの めぐみ

こうの めぐみ

50代以上のデート・ファッションを提唱するパーソナル・スタイリスト。婚活中の人のプロフィル写真用スタイリングのほか、豪華クルーズ船に乗る人のスタイリングなども手がけている。日本元気シニア総研研究委員。


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