５月は上旬と下旬での寒暖差が激しく、環境の変化も大きい季節です。下旬になると、早くもクールビズが始める企業も出てきます。

汗ばむ季節に入って気になるのは「白いシャツ」の存在です。電車内で見かけるビジネスマンの多くは、紳士服量販店で売られているブロード生地の白のワイシャツを着ていますが、値段が極端に安いシャツを着ている人はノーアイロンのまま、しかも気温と湿度の上昇に伴い、朝からシワシワのシャツを着ている人が多いようです。

また、シャツの裾がスラックスからはみ出している人も見受けられます。どんな服にも言えることですが、きちんとプレスがかかっている、もしくはシワやシミが付いていないものを身に着けることは、清潔感あるコーディネートの第一歩です。

　前回は白インナーに白カーディガンという、同系色同士の重ね着を清潔感あるコーディネートとして紹介しました。白の組み合わせで、年齢を忘れさせるほどの清潔感をかもし出すことができます。

コロナ禍でリモートワークが増えたましたが、白シャツは会社でも自宅仕事でも、そしてプライベートでも役立ちます。そんな白シャツについて考え直してみましょう。

今回おすすめの白シャツは、汗ばんでもシャリッとした感触が持ち味のサッカー地のシャツです。写真の製品は、デザインはベーシックながら袖が七分丈になっていて、とても涼し気です。

また、袖の折り返し部分には小花柄があしらわれており、黒いボタンも可愛いアクセントになっています。女性に好印象を与えられる１枚といえるでしょう。

このシャツ１枚を単独で着ても涼しいですが、インナーに同系色のＴシャツのほか、モノトーンの黒やグレーなど無彩色のＴシャツを合わせても相性がよく、まとまりやすいですね。

これにプレスの効いたスラックスを合わせれば、リモートワークや打ち合わせなどの服装としては十分です。薄手のジャケットを羽織れば、さらにきちんとした印象が強まります。

カジュアルダウンするのも簡単です。スラックスをアンクル丈のカジュアルパンツやジーンズに変えれば、組み合わせるパンツ次第でコーディネートの幅が広がります。

汗ばむ季節の初夏から晩夏まで長期間着られる便利なシャツです。こういうベーシックなアイテムほど、素材やボタン、柄の大きさなどディティールが重要です。

【写真】　MEN‘S　BIGIのサッカー地の白シャツ（１万４３００円）