夏のスタミナとテストステロンアップ、トルコ料理「キョフテ」とは?

堀江メソッド筋トレ20220713/キョフテ

今年は早く梅雨が明けました。夏も暑くなりそうですね。食習慣とテストステロンは大きく関係しますので、夏バテで食欲を失い、テストステロンに影響を与えることは避けたいものです。

そこで今回はクミンとニンニクを効かせたトルコのラムひき肉料理「キョフテ」のレシピをホテル「プルマン東京田町」のエグゼクティブシェフ、福田浩二さんに教えてもらいました。

ラムに含まれるLカルニチンはテストステロンアップの効果があります。クミンには消化促進作用があり、弱った胃腸の回復を促進します。血流改善効果や亜鉛も豊富ですので、男性にはうれしいスパイスです。

ニンニクはスタミナ食材の代表格ですね。ニンニクに含まれるアリシンはテストステロンアップに効果的ですが、ここで注意が必要なのは、ニンニクは生では食べないこと。加熱して、タンパク質やビタミンB1と一緒に摂取することでアリシンがアリチアミンという成分に変化し、これがテストステロンを上昇させます。

ラムにもタンパク質やビタミンB1が豊富に含まれていますし、今回のレシピのシラチャソースでもヨーグルトのタンパク質を取ることができます。「キョフテ」をぜひ作ってみてください。


トルコ料理「キョフテ」

【材料】

(A)キョフテ

▽ラムひき肉(300グラム)

▽パン粉(60グラム)

▽玉ねぎすりおろし(0.5個分)

▽ニンニクすりおろし(1片)

▽イタリアンパセリ(10グラム)

▽クミン(大さじ1)

▽カイエンヌペッパー(小さじ0.5)

▽塩(少々)

▽黒胡椒(少々)

▽オリーブオイル

(B)シラチャヨーグルトソース

▽市販のシラチャソース(20グラム)

▽ヨーグルト(100グラム)


【手順】

(1)Aをすべて混ぜ合わせる

(2)フライパンでハンバーグの要領で両面焼く

(3)皿に盛り付け、混ぜ合わせたBをかけて完成

     ◇

「ラムのひき肉を使ったハンバーグですので、簡単に作れて、スパイシーで夏に食べやすい料理です。ラムのひき肉が手に入らないときは、ジンギスカン用の切身を包丁でたたけば代用可能です。添えるシラチャとヨーグルトを使ったソースはより食欲を増してくれますよ」(福田シェフ)

【一般社団法人1UP学会】

男性医療に関する最新医療技術や情報の啓発・広報活動を行う医療専門団体。テストステロン補充療法による専門外来を東京都千代田区の日比谷国際クリニック(http://www.hibiyakokusai.or.jp)で実施している。



【堀江メソッド】

トルコ料理はあまりなじみがないですが、フランス料理、中華料理と並ぶ世界三大料理とも言われます。東洋と西洋、そして中東の文化が交差した、おいしい料理です。イスラムはマッチョ文化ですから、男性力アップのメニューが多いのも魅力です。今回のラムは肉類の中でも栄養価が抜群。夏を乗り切るのに最適です。「キョフテ」が気に入った人は、暑気払いにトルコ料理はいかがでしょうか。

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この記事の監修者

堀江 重郎

堀江 重郎

1960年生まれ。東京大学医学部卒業。日米で医師免許を取得。国立がんセンター中央病院、杏林大学講師を経て帝京大学医学部主任教授に就任し、日本初の男性更年期外来を開設。2012年に順天堂大学医学部教授に就任。日本抗加齢医学会理事、日本Men's Health医学会 理事長を務める。『ホルモン力が人生を変える』他著書多数。テレビ番組の出演、監修も多数。


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