テストステロンを“美味しく”アップする「秘伝のたれ」ご紹介

堀江メソッド筋トレ20220316/

テストステロンを上げるためには、日頃の食事がとても重要です。筋肉が増えるとテストステロンも上がり、逆に筋肉を作るにはテストステロンが不可欠です。この良い循環を生むための食事を考えてみましょう。

筋肉を作るには、なんといっても良質のタンパク質の摂取が大切です。タンパク質はさまざまなものに含まれますが、その代表格は「肉料理」です。とはいえ、肉にも牛、豚、鶏などさまざまな種類があります。今回はその中でもテストステロンを上げるための優等生食材で、その旨味や栄養価が最近注目されている羊肉(ラムやマトン)をつかった「男の料理」を紹介します。

羊肉の特徴は、「カルニチン」の含有量がずば抜けている点です。カルニチンはアミノ酸の一種で、精巣を通じてテストステロン値を向上させます。また、必須アミノ酸であり食欲を抑えてくれるフェニルアラニンや、免疫力を高めるリシンもバランスよく含まれています。

さらに、羊肉の脂質は融点が高く、脂身の食べ応えがあるもののヒトの体温では溶けないため、身体に吸収されにくい性質があります。不飽和脂肪酸も多く含まれ、動脈硬化予防や悪玉コレステロールを減らす作用があります。ある意味、夢のような食材なのです。

今回は、その羊肉のジンギスカンを誰もがおいしく食べられる漬けだれの作り方をホテル「プルマン東京田町」のエグゼクティブシェフで、ラムとマトンのスペシャリストである福田浩二氏に教えてもらいました。用意するのは以下の材料です。

・醤油200ml

・ブラウンシュガー90g

・蜂蜜30g

・おろしニンニク一片

・おろし玉ねぎ10g

・コチジャン小さじ1杯

・米酢15ml¥

これらをすべて混ぜ合わせ、ラムやマトンに適量をよく揉み込み、半日から1日漬け込みます。それをフライパンでお好みの野菜などとともに炒めるだけで、絶品ジンギスカンの完成です。

「スーパーで売られている羊肉も最近は非常に品質がよく、臭みも少ないのですが、まだ苦手な人も多いようです。この漬けだれは羊肉の独特の風味を和らげるとともに、家で男性がササッと作るさまざまな料理にも転用できる万能だれです」と福田氏は自信を持って勧めてくれました。

【一般社団法人1UP学会】

 男性医療に関する最新医療技術や情報の啓発・広報活動を行う医療専門団体。テストステロン補充療法による専門外来を東京都千代田区の日比谷国際クリニック(http://www.hibiyakokusai.or.jp)で実施している。



【堀江メソッド】

食生活を見直すといっても、好きでなかったり味気ないものを食べてストレスをためてしまうのは逆効果です。自分がおいしいものを探求し、それを他の人に振る舞う行為もテストステロンを上げることに有効です。これは、自分が獲ってきた獲物を持ち帰り、群れのメンバーに振る舞うというオスの本能に由来すると言われています。




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この記事の監修者

堀江 重郎

堀江 重郎

1960年生まれ。東京大学医学部卒業。日米で医師免許を取得。国立がんセンター中央病院、杏林大学講師を経て帝京大学医学部主任教授に就任し、日本初の男性更年期外来を開設。2012年に順天堂大学医学部教授に就任。日本抗加齢医学会理事、日本Men's Health医学会 理事長を務める。『ホルモン力が人生を変える』他著書多数。テレビ番組の出演、監修も多数。


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