「胸はＤカップ以上、週１以上のセックス、体形は細めが希望です。条件に当てはまる人がいればご連絡ください！」

ＳＮＳでこのような投稿を見かけ、思わず手を止めてしまいました。一見、セックスフレンドの募集要項かと思いましたが、どうやらこれは結婚相手として求める条件の投稿のようです。

近年、徐々にネット上で恋愛することが一般的になってきたこともあり、ツイッターやフェイスブックなどＳＮＳに条件の項目を細かく載せて、「条件に合う人がいれば紹介ｏｒ連絡ください」と投稿している人を見かけます。

アプリやネットで恋人を探す際に、大切なのは「恋人に求める条件」を固めておくこと。なので、希望条件を羅列して載せることは、ミスマッチを防ぐためには当然のことだと思います。しかし、「胸のサイズ」や「セックスの頻度」までオープンに問われると、心がザワついてしまいます。

もちろん、恋人に求める条件として、外見の好みや性的嗜好などは今後、一緒に生きていく上で大切な項目だとは思います。外見は「恋人に求めるもの」の調査結果で必ず上位にランクインしていますし、性的な価値観が合わずにセックスレスとなって、性生活に悩みを持っている方も多くいます。

ですが、長年一緒にいると、体形に変化が出てきたり、性的な考えが変わってきたり、お互いの理想的なセックス頻度も変わってゆくでしょう。にもかかわらず、そこを条件として表立って発信すると、マッチング後に「話が、違うじゃないか」と問題の火種になりそうだなと思いました。

最近は、性癖マッチングサービスなどもあるようで、恋愛相手と事前に性的嗜好をすり合わせることが大切だと思っている人もいるようです。マッチングする人が希少な性的嗜好なら、事前に条件として出した方が良いかもしれません。ですが何から何まで、わかってしまって、ナゾの部分が残らないのは男女とも不幸な気がします…。