これがジャケットのインナーに最適なTシャツだ

2022/04/19

モテる男の1万円服装術20220406/テイラーTシャツ

ウィズコロナがここまで長期化するとは誰も予想していませんでしたが、ついに3回目の春を迎えてしまいました。このコロナ禍で、ワークスタイルもビジネスファッションも変化を遂げてきました。

ウィズコロナ時代になって、カジュアルなネイビージャケットを購入された人も多いと思います。そのようなネイビージャケットには前回紹介したニットシャツがよく合いますので、この春はぜひ挑戦してください。

さて、これもウィズコロナの影響かもしれませんが、最近は写真のような「ジャケットのインナーに最適なTシャツ」も登場してきました。特徴は、後衿にかけてリブが高く設定されていることです。

これにより、ジャケットに首の皮脂汚れが付きにくくなります。加えてこのTシャツはシルケット加工を施した光沢のある素材を使用し、体にほどよくフィットしたシルエットとなっています。つまり、一枚着でもインナーとしても活用できるのです。

モテる男の1万円服装術20220406/テイラーTシャツ説明イラスト

そもそもTシャツはカジュアルなアイテムですが、これをビジネスの現場で着用する場合はディティール(細かな部分)がかなり重要になります。

カジュアルのTシャツは、暑さをしのいだり汗を吸収する機能性とともに、くつろぐときや遊ぶときに着るという前提でデザインされています。そのため、肩周りや首周り、脇の開きなどがゆるめです。そんなデザインのTシャツをジャケットに合わせても、ビジネススタイルになりにくいのです。

また、カジュアルの白Tシャツは漂白したような白色が基本なので、ジャケットに合わせると色のコントラストが強すぎ、ビジネススタイルとしてはふさわしくありません。ビジネス用としては、写真のような衿の前と後ろでリブの太さが違うデザインで、アイボリーや生成り色のような落ち着いた白がよく似合います。

これなら、自宅でのオンライン会議にもオフィスへの出勤にも対応可能でしょう。自宅でのオンライン会議の場合は、多少ゆるめのTシャツに、さっとジャケットを羽織るスタイルの日があってもいいと思います。その「きちんと感」や「こなれ感」のさじ加減をコントロールできるようになれば、今どきのビジネススタイルとしては合格です。

Tシャツひとつとっても、ビジネスの場ではデザインや色が非常に大切になるということを覚えておきましょう。


【えとき】

ユニオンステーションのTAILOR T-SHIRT(6600円)

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この記事のライター

こうの めぐみ

こうの めぐみ

50代以上のデート・ファッションを提唱するパーソナル・スタイリスト。婚活中の人のプロフィル写真用スタイリングのほか、豪華クルーズ船に乗る人のスタイリングなども手がけている。日本元気シニア総研研究委員。


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