夏のTシャツは着こなしを想定して選ぶ。そのベストチョイスは?

2020/09/03

モテる男の1万円服装術20200826/ジャージーTシャツ

PLST(プラステ)のストレッチポンチクルーネックビッグTシャツ(税別3990円)

日中の暑さに比べ、朝晩が涼しい9月。残暑の気温差を快適に乗りきる秘訣は「重ね着に強いTシャツ」を選ぶこと。ですが色・サイズ感を意識することはあっても、着こなしを想定してTシャツを吟味する男性は少ないのではないでしょうか。

Tシャツ重ね着は「素材感」が重要

重ね着で大事なことは「Tシャツの素材感」です。そして、Tシャツ姿のOLさんが着るジャージー素材は、重ね着に向いています。


1枚で着たとき、加齢で衰えた胸・肩まわりの筋肉をパンプアップしたように見せてくれます。


前回は「1枚で着てもおしゃれにキマるニット風Tシャツ」についてお伝えしました。生地の表情が強いこのタイプは1枚で着るコーディネートに向いていますが、重ね着のインナーとしては難易度が上がります。生地感の主張が強すぎるからです。


そこで今回は「重ね着もできるジャージーTシャツ」についてお伝えします。


ジャージー素材のTシャツに注目

重ね着用Tシャツにおける、やりがちなNGは、「生地感のミスチョイス」です。


インナー用とはいえ、薄い生地のTシャツを選んでしまっては下着の雰囲気が拭えません。


この状況を回避するため、これまでは地厚なコットンTシャツを推奨していました。ところが、このタイプはシワが目立ちやすいという弊害があります。


そこで、最近では「ジャージー素材のTシャツ」に注目が集まっているのです。


女性の間で流行っているポンチ素材のTシャツ。ポンチ素材とは、いわゆるジャージー素材のことです。伸縮性がありながらも生地に張りがあるため、OLさんがTシャツ姿で通勤してもカジュアルすぎません。では、男性がこの生地を着ると、どのように見えるのでしょうか。


伸縮性がある張りの強い生地は、上半身のボディーラインを大きく見せてくれます。しかも、洗濯後のシワが目立ちません。


アウターは秋にあう色の濃いシャツを

合わせるアウターは「秋を連想させる濃い色のシャツ」がおすすめ。たったこれだけの着こなしで、大人のエレガントなTシャツスタイルが完成します。


羽織るシャツはアウターとして着るため、ボタンは開けっぱなしにしましょう。


胸ポケットが付いているため、日中上着を脱いで1枚でもアクセントになります。普段着としてヘビーユースされるTシャツは生地感で印象が変わります。女性に人気のジャージー素材を試着してみてはいかがでしょうか。


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この記事のライター

森井 良行

森井 良行

スタイリスト。のべ4500人を超えるビジネスマンの買い物に同行し、現在はおしゃれを学ぶコミュニティ「エレカジ大学」を主催。「日本元気シニア総研」研究委員やAll Aboutメンズファッションガイドを務める。近著は『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)。


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