ショートパンツ姿を子供っぽく見せないための「大人のはきこなし方」

2022/07/25

モテる男の1万円服装術20220713/ユニクロの感動イージーショーツ

「全国的に、厳しい暑さ」と言われる今年の夏を乗り切るため、大人のショートパンツを紹介します。

ショートパンツはリゾートアイテムの代表格ですが、世代によっては抵抗感を持つ人も多いはず。というのも、大半の人がはきこなしを誤解しているからです。そこで今回は、ショートパンツ姿を好印象にする「大人のはきこなし」についてお伝えしましょう。

真っ先に考えることは、ショートパンツに合わせるトップスです。例えば、襟が付いたトップスを合わせるだけで、「ショートパンツ姿が子供っぽく見える」という状況は避けられます。襟があるサマーシャツをTシャツに羽織るだけでもOKですし、1枚で合わせるときはポロシャツを選びましょう。もちろん、先週紹介したフェイクスエードの半袖シャツも相性抜群です。

どうしても襟がないTシャツ1枚で合わせたいときは、ハットなど「ツバがある帽子でドレス感をトッピングする」という選択もあります。カジュアル感が強いショートパンツだからこそ、「トップスの襟」や「ハットのツバ」というドレス感でバランスを取りたいものです。

次に、「ショートパンツの丈感」は、膝頭が見えるものを選んでください。もし膝頭が隠れるようなら、ショートパンツの裾をロールアップして調整します。そこまで膝頭にこだわる理由は、「三首」が関係しているからです。

身体の華奢なパーツである「手首・足首・首を強調する」着こなしテクニックは、女性ファッション誌ではおなじみです。コーディネートを大人っぽく見せる効果が期待できますが、ショートパンツの場合、足首だけでなく膝頭のくびれを強調することもポイントです。以上2つの工夫で、だいぶ印象は変わります。

最後に重要なのがショートパンツの質感。これを間違えなければ、好印象の大人コーデ完成です。スウェットやジャージーのような生地はリゾートというより部屋着に近い印象です。

そこで、チノパンのようなコットン生地が第一選択ですが、より大人っぽく見える機能生地もおすすめ。ウォッシャブルや防シワ効果も期待できる化学繊維は、天然繊維よりエレガントに見えるからです。

普段からロングパンツに慣れている人はショートパンツのはきこなしをイメージできないかもしれませんが、大人っぽい仕上がりにすることは簡単です。この猛暑をショートパンツで快適に乗り切りましょう。

【写真】 ユニクロの感動イージーショーツ(2990円)



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この記事のライター

森井 良行

森井 良行

スタイリスト。のべ4500人を超えるビジネスマンの買い物に同行し、現在はおしゃれを学ぶコミュニティ「エレカジ大学」を主催。「日本元気シニア総研」研究委員やAll Aboutメンズファッションガイドを務める。近著は『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)。


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