夏のおしゃれは「3分割」で考える
スミクロの服は晩夏におすすめ。DcollectionのCPOシャツジャケット(税込4990円)
カラフルな色はパワーがあります。オレンジやピンクを上手に取り入れると、本人が若く見えるだけでなく、コミュニケーションする相手にもポジティブな影響を与えてくれます。これは「リモートワークを華やかにする服装カラーコーディネートのコツ」でもお伝えした通りです。それに加えて私は、男性でも女性でも夏を3つの時期に分割して服選びをすると、うまくいくと思っています。
夏の時期を3分割してコーディネートを考える
夏の第1時期は、5月のゴールデンウイーク明けから6月上旬の「初夏」と呼ばれる頃。この時期は、夏の始まりを感じさせるコーディネートをおすすめします。朝晩が涼しく、日中でも26度くらいまでの日は、定番の白TシャツやストライプのTシャツの上に、ネイビーブルーのシャツなどを羽織るコーディネートで爽やかに装いましょう。
夏の第2時期は6月中盤から7月。一足先に盛夏の装いを取り入れます。女性のファッションでいうと、一気にノースリーブの服にチェンジする、という感じです。
6月中盤から7月は梅雨の時期にあたりますが、真夏のように暑い日もあります。そのため、盛夏の装いをしているだけで、季節を先取りし、おしゃれに気を遣っている人であることを印象付けることができるのです。
以前から当サイトで、花柄のプリントシャツやオレンジ色のサマーセーター、ピンクのシャツ、カラフルな色使いのポロシャツなどにチャレンジしましょう、とお伝えしてきた理由はここにあります。
夏の後半にはダークトーンに変化を
第3時期は夏の後半ですが、この時期にはカラフルな色みや柄物を封印し、一気にダークトーンに落としていきます。夏の後半といっても気温は高く、残暑が厳しい時期でもあります。けれど、朝夕の陽射しは少しずつ秋へと変化し始めます。そのような時期は「スミクロ色」を取り入れると素敵です。
冒頭の写真のような、サラッとした肌滑りで軽やかな羽織り心地のライトアウターを1枚持っていると大変重宝します。裏地のない薄手の生地で涼しく快適。日本の高温多湿な状況にも合っており、コーディネートしやすい1着です。
夏の終わりを少しだけ意識することで、季節の変わり目を上手に乗り切れるようになります。少しずつ気温の変化を楽しむ余裕が、大人の服装選びには必要です。
この記事のライター
こうの めぐみ
50代以上のデート・ファッションを提唱するパーソナル・スタイリスト。婚活中の人のプロフィル写真用スタイリングのほか、豪華クルーズ船に乗る人のスタイリングなども手がけている。日本元気シニア総研研究委員。
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