ゴールデンウイーク頃から夏日が増え、薄着の男性が増えます。しかし、トップス１枚の半袖や、ペラっとした薄いアウターの合わせは、加齢で変化した体のラインをあらわにします。これに苦手意識を持ち、この時期の着るものに迷っている人も少なくありません。

気象予報では、今年のゴールデンウイークも例年通りの高温傾向のようです。まさに薄着コーデを見直す最適なタイミングです。そこで今回から「薄着でモテる工夫」として、ゴールデンウイークから初夏まで使える“モテ服”を紹介します。１回目は、今から使える「カーディガンの色合わせ」です。

日中は暑いものの、寒暖差のある５月初頭は「インナーとアウターの色を近づける」コーデがおすすめ。上着を脱いでも全身のバランスが変わらない色合わせです。ただし、どんな色でもよいわけではありません。

ダークカラーの上半身では季節感から外れやすいですよね。とはいえ、カラフル配色の重ね着はハードルが高いので、無彩色である「白ベースの明るい上半身コーデ」を取り入れてみてください。「白に白を合わせる」コーデは難しく思うかもしれませんが、年齢を忘れさせるほど清潔感たっぷりです。

たとえば、写真のようなオフホワイトのカーディガンに白Ｔシャツを合わせたコーデは、シンプルな色合いですが、カーディガンの黒いボタンがアクセントになります。合わせるパンツは、ジーンズ系のほか黒や紺などのダークカラーパンツも相性抜群です。

この時期、ライトアウターとしてのシャツブルゾンも素敵ですが、今回はあえてカーディガンをピックアップしました。というのも、カーディガンのようなリラックスしたアイテムは、白系の色合わせがキメすぎた印象にならず、上半身ホワイト系コーデ初心者に向いているからです。また、フワッとしたフォルムのため、身体のラインが目立ちません。

着こなしにあたっては、２つポイントがあります。１つはボタンを開けっぱなしにして、こなれ感を演出すること。もう一つは袖をたくし上げ手首を見せることで、上半身の明るさをコントロールすることです。

ハードルが高いよう感じるホワイト系コーデも、２つの工夫で簡単に仕上がります。このゴールデンウイークから清潔感たっぷり薄着コーデで外出を楽しみましょう。

【写真】　ユナイテッドアローズのミラノリブカーディガン（１万７６００円）