30歳女性の心の内を知ってほしい

2022/03/08

幸せおじさん2022年3月8日

最近30歳になったからなのか、ABEMAで配信中のドラマ「30までにとうるさくて」にドハマりしています。29歳の女性たちが、仕事、恋愛、妊娠、セクシャリティーなどの悩みにぶつかりながらも前に進んでいく姿が描かれています。

登場するのは…。セックスレスの彼氏との結婚と仕事の両立に悩むバリキャリ女子の美山遥(さとうほなみ)、子供は欲しいけど、結婚したくない、敏腕社長の三浦恭子(山崎紘菜)、年収2000万男と結婚して人生逆転したい婚活女子の藤沢花音(佐藤玲)、愛する人と結婚したいけどできない、フリーランス女子の佐倉詩(石橋菜津美)。

彼女らに立ちはだかる壁や葛藤をリアルに描いていて、気づけば沼に…。結婚や出産を「30歳までに」と呪いをかけられながらも、たくましく生きる姿に共感する女性も多いと思います。

私自身、過去結婚したいなと思っていた彼とセックスレスが原因で別れたことがあります。自分の卵巣に残された卵子の数を推定する検査(AMH)の結果があまりよくなく、妊娠に対して焦り、卵子凍結を検討したこともあります。今でも生理がくる度に「まだ、ちゃんと妊娠できるのかな」とふと考えます。

働く女性が増えていく中で、仕事や結婚や出産のスケジュール設計って本当に難しいんですよね。20代で結婚したいと思っても、そのタイミングで良い人がいるのか。30歳までにある程度の地位を確立していなければ、妊娠・出産で積み重ねたキャリアがなかったことにされる可能性もあります。それらの悩みを心の底に抱えながら、この年代の女性たちは生きていると思うのです。

「だから男性はこうしろ」と言いたいのではなく、少しだけこの年代の女性たちの心の内を覗いてみてはいかがでしょうか。妊娠・出産の話、セックスの話、セクシャリティーの話などなかなか表に出せずに苦しんでいる女性は多いのです。このドラマをキッカケに、少しでも知っていただけたらうれしいです。

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この記事のライター

工藤 まおり

工藤 まおり

フリーランスライター。津田塾大学数学科卒。大手人材会社を経て、セクシュアルウェルネスメーカー、TENGAの広報に転職。女性向けセルフプレジャー・アイテムブランドirohaのPRなどに携わった後、この春フリーランスに。PR業務、恋愛・性・キャリアに関するコラムを執筆。


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