女性は「体を許すと何かが減る」のか? 「何か」とは?

2023/04/26

幸せおじさん2023年4月26日

「女性って、遊びで複数の男性に体を許すと何かが減ってく気がすると思うんですけど、工藤さんはどう思いますか」

知人男性から、突然こう聞かれました。

詳しく聞くと、彼の知人にいろんな男性と性行為をする女性がいて、今後が心配になり、意見を聞きたかったようです。

女性は不特定多数の男性に体を許すといったい何が減るのか。そして「何か」が減るのは女性だけなのか—自分に問いかけながらも、「何かわからないけど、何かは減るんじゃないですかね」と即答しました。

ギブ・アンド・テイク。商品を購入したら対価を支払うように、何かをしてもらったら何かを返さなければならなりません。「許す」という言葉には、「セックスの相手をしてあげてる」というニュアンスがあります。「性」というものが無償で消費されているという感覚に陥るのではないでしょうか。

そしてこの感覚は、女性特有のものではなく男性からも感じられる時があります。「女性に求められて仕方なく応じた」と話す男性にも会ったことがあります。彼は行為後に、自身の心が「すり減ったような気持ちになった」そうです。

男女関係なく、愛のない性を無償で消費され心がすり減る感覚はあると思うのですが、女性側が消費されていると思われがちな構造になっているのはなぜでしょう。

原因のひとつは、男性の方が女性に比べて能動的にセックスを求める傾向が強いこと。そして、女性側は妊娠のリスクを抱えているということが大きいと思います。

女性も遊び感覚でセックスをしたければ、確実に避妊をした上で自由にセックスを楽しんだ方が良いと思いますが、そのセックスが「本当に自分がしたいかどうか」も考えた方が精神衛生上幸せに過ごせるでしょう。

「言われたから応じた」「したそうだから」など文字通り、体を「許す」状態になっているのであれば、それは良いセックスとは言えず、心がすり減る可能性は、やはりあるのです。

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